こんばんわ。
ボクは小瓶主の友達みたいなものかな。ずっと一緒に成長してきた仲間でも、家族でもあるね。
ボクのことね、すっごく大事にしてくれててね。
やさしく抱き締めてくれる腕やふわふわした声もやわらかい手も全部。全部全部大好き。
だけどね、最近ずっと冷たいものが落ちてくるの。いつもみたいに暗くなって、ぎゅって、「おやすみ」って、そういったあとに、ボクを抱き締める手に力が入って、ふってなくなって。冷たいものがぽたぽた落ちてくるの。
「辛い」「苦しいよぉ」ってちっちゃい声で呟くのボクじゃなきゃ聞き逃しちゃうくらい小さな声で、誰にも聞こえないように呟くの。
だからね、ボクいうの、届かないけど。
『どうしたの』『何かあった?』『きっと頑張りすぎちゃったんだよ』『がんばったね』『大丈夫、大丈夫』、、必死に届け!って願いながらね。
だけど届かない。それがたまらなく悔しいし、悲しいんだ。
ねぇ、君がしあわせになれる未来の入り口はどこを探しても開いてて、光が溢れてるのにどうして違う扉を開けてしまうの?ボクの声が届けばいいのに、
そっちじゃないよっていっちゃダメって、聞こえたら、教えてあげれたらいいのに、、
ねぇ、これを読んでるきみへ、
きみの大事な子達もボクと同じだと思うな。
ボクきいたの、きみの大事なこに最近どう?って、
そしたらね、
最近冷たいものがぽたぽた落ちてくるのって、ずっと僕と一緒におふとんにいるのって、腕や足に赤いアクセサリーをたくさんつけてるの、四角いものをわたしより大事そうにぽちぽちして、にこにこしてるの、
もう、僕とは一緒に寝てくれなくなったの、遊んでくれなくなったの。新しいこに私の場所とられちゃったって、みんないっぱいあって、でもね、みんなあのこはしあわせなのかな、大丈夫かなってきみのことすっごく愛しててね、だいすきなんだって。
だから、忘れないで、ボクたちはきみがだいすきでだいすきで、絶対に離れたりしない。絶対にいなくならないからね。
ずっとそばにいる。
大丈夫。大丈夫。
きみがしあわせに笑うときを一緒にむかえるからね。
もう朝だ。
忘れないで、ずっと、ずっと大好きだから、きみが忘れちゃってもいなくなってもいいよ、だけど、しあわせになってね。
ずっとずっとだいすきだよ。
ううん、あいしてるよ。