通りすがる人に叫んでは無視されるようで、立派なルールで上も下もわからなくなるようで、また叫んでは、自分がとても惨めで。
彼等は答えを知っていて、私の願いが身の丈に合わない。
もっと言えば、あの人が見ていた未来が正しくて、答えは私の前に必ずやって来る。
昔から私はそんな風に作り上げられたんでしょう。
ほら、難しい事を考えてると訳がわからなくなって、心に残るのは何かを失った様な気持ちだけ。
だからそんな気持ちだけは見失わずにいたいなみたいな。
そんな自分なら、それなら、きっと大丈夫だからね。
なんとなくさ。
大事にしたいものがある。
ただそれだけで生きて来たのだった。
どんなに下手くそでも、こんがらがっても、私が願ったことを私が願っていたいんだ。
誰に作られたって?未来が何?答え?
また巡る。
不安になって、キリがない。
なんだろうと私は私らしく誇らしく惨めに生きていくだろう。
そうしたいな。
そんな私なら、きっと大丈夫だから。なんとなく。