傷つくのは嫌だ
痛いし、悲しいし、悔しい。
何かに期待して、それが叶わなかった時のあの何とも言えない虚しさを味わうのは嫌だ。
だから自分は、いつも予防線を張ってしまう
どうせ自分はこんなだから、そう言って、最初から本気を出さない
本気を出してその先にある幸福を夢見て、それでも失敗に終わったら?
考えるだけで胸が痛い。
傷つくのが嫌だから、いつも先に最悪の状況を想定しておく。
そうやって心の準備をしておけば、そんなに傷つくこともないんだって気がついたから。
でも、そうやって予防線ばっか張って、辛い現実ばっかり見るようにしていたら、幸せな未来を想像することができなくなって、最初から何も期待しない、諦めばかりの自分になってしまった。
どうせできないから、どうせ叶わないから、どうせ不幸になるかもしれないから――そうやって、世界を狭めて、つまらない人生を選んだのは私だ。
勉強も、恋愛も、何もかも。私は傷つかないかわりに夢を見ることを捨ててしまったんだ。希望を見出だせないから、行動することもできない。
自分は間違っていたと思う。
でも、このネガティブ思考は最早癖になってしまった。
自分を守るためにしていたことなのに、気がついたらこんな風になっていた。
今更何も考えずに突っ走って生きるのも怖い…
私は、卑怯だと思う
どうすればいいんだろう…
最近、そんなことばかり考えてる。