二重人格とかではないけれど、感覚的に自身の背後に存在するもう一人の自分が、「出来もしないくせに」と毎回嘲笑っている。
楽しいを、嬉しいを、悲しいを、感情という感情を、「本当にそう感じているのか?」「ソレはお前の周りに見せている演技や打算ではないのか?」と問いかけてくる。
その声らしきものが聞こえたら、直前まで感じていたものが霧散する。
「死にたい」という事以外は。
どうすれ死ねるのだろう。
私はこんな出来損ないが生まれてきた事が罪であり、出来損ないだからこそ、その罰として生かされているものなのだと思っている。
けれど、もうそれからは解放されたくて、存在した痕跡すらも残したくなくて、死んでしまいたくて、消えてしまいたい。
いつまで、生きていていなければならないのだろう。
必要とされていない人間だから、もう生きる事から解放してほしい。