もうすぐ、ペットの誕生日。
「このまま」がずっと続けばいいのに。
私の寂しさを唯一埋めてくれる、
唯一の家族、子ども、友達のような存在。
ずーっと、一緒にいれたらいいのに。
私はきっと、飼い主不適合者だ。
自分の寂しさを紛らわすために、
ペットは飼っちゃいけない。
だけど、友達が欲しくて、ペットを飼った。
あれから、もう、3年。
1人で食べてたご飯が、
ペットと一緒だと、楽しみな時間に変わった。
もらえるんじゃないか?と常に期待する目は、
食べにくいけど、くすっと笑えてしまう。
行きたい場所なんてなかったけど、
「あの公園に行ってみようか」とか、「ドッグラン行こうか」など、
行きたい所が次々と浮かんでくる。
お休みの日が楽しみになった。
お休みの日だけじゃない。
私が仕事から帰ってくることが、そんなに嬉しいかい?
私の隣は、そんなにリラックスできる場所なのかい?
私のこと、そんなに好きなのかい?
必要としてくれることが、
ただただ嬉しくて、幸せだと思った。
透明人間みたいな人生に、
少し色をつけてくれた。
ペットは愛情の化身とは、まさにその通りだ。
私も、大好きよ。
どうか、「このまま」が少しでも長く続きますように。
できれば、同じタイミングで死ねたら、幸せだなぁ。
ずーっと、一緒にいれたらいいのになぁ。
どうか、ゆっくり歳をとっていってね。
あんまり急いで歳を取らないでね。
まだ3歳だけど、そんなことばかり思ってしまう。
ダメな飼い主で、ごめんね。
誕生日は、ドッグラン行った後、お肉食べようね。
誰かの誕生日を祝える幸せを、
私にくれてありがとう。