きっと大丈夫。大丈夫だよ。
偉いよ。よく頑張ったよ。
もう少し頑張れば楽にある。
そう言って、昔の私を抱きしめたい。
苦しいね。辛いね。
何もかも間違えちゃって。
死にたくて仕方なくて。
死ねなくて。
逃げたくても逃げれるところなんて、頼れるところなんてなくて。死ぬしかなくて。
今日も生きて、頑張ってて偉いよ。
いらない子なんだなんて言わないで。
いいんだよ。それで。
誰かがどうこうじゃなくて、自分がどうしたいかで考えよう。難しいよね。
だって、きっとあの私は、
周りと比べられて、
誰にも目をつけて貰えなくて、
正解が分からなくて、
燃え尽きちゃった状態だったからね。
ミスをうじうじ引きずって。
たまにはどうでもいいって思わなくちゃね。
去年の私はどん底だっただろうな。
部活も勉強も上手くいかなくて、
自分が周りとズレてる気がして。
遊ぶなんて全くなかった。あんなに暇だったのに。
逆にみんなと遊ぶのが怖かったんだよね。
皆を不機嫌にさせちゃったらどうしよう。
それだけずっと心にあったんだよね。
それに、お兄ちゃんが突然ピアノを初めて、
もう5年目だった私よりお兄ちゃんの方が上手くて、
親に比べられて。それで私は一気に崩れたんだよね。
丁度去年の今。私は泣いているだろう。
1時間近く。
去年の私から手紙があった。
たまたま見つけた。
2通あった。
「死にたい」「消えたい」
「こんなこと言ってごめんなさい」
「もう嫌だ」「誰も味方じゃない」
「皆私が嫌いだ」
「無能でごめんなさい」
「馬鹿でごめんなさい」
「弱音を吐いてごめんなさい」
「甘えてごめんなさい」
「人生なんて無意味」
「宛のない誰かへ」
「生きる意味がわからない」
「病気になりたい」
「病気なら理解されて、休める」
「大人はうるさいね」
「皆私のことを全部知ってるかのように」
「何で。何?なんで生きていなくちゃいけないの」
最後の方はぐちゃぐちゃに黒く塗りつぶされていた。
謝らないで。
自分らしく生きていいんだよ。
人の目なんて気にしないで欲しいな。
誰にも理解されなくて苦しかったね。
生きる理由がないことは知ってても、生きる意味が作れなくて。
大変だよね。そうだよね。
何も出来なくてごめんね。
でも、去年の私へ。今年はきっと楽しい年だよ。
そして、未来、私を助けて。
もう何もかも分からない。やり直したい。