誰かの気持ちに寄り添えたとして
その先に何が残る?
1年前に生徒会に落ちて落ち込んでた子は今年は当選できたのだろうか。
転職先で上手くやれるか不安だった人はその後どうなったろうか。
知る術はない。
便りがないのは元気な証拠と思うしかない。
そして俺はどうしたらいいのか。
自分の経験が、生きてきた結果が、似たような悩みで苦しんでる人への助けになったら、辛かった記憶や経験も無駄ではなかった、なんて思った時もあった。
今はどうだろうか。
誰かを助けたいとか励ましたいとか思っているんだろうか?
自分の暗いドロドロとした感情を吐き捨てたいだけだ。
次から次へと際限なく沸き上がってくる。
この感情を鎮めたいが方法が分からない。
この気持ちに共感して欲しいのに、俺自身が共感されていると感じることが出来ない。
だから全てを壊したい。
壊してやりたい
全部壊して自分も消えたい。
ななしさん
人一倍優しい小瓶主様へ
少し似たような気持になったことがあったので、お返事したいと思いました。
思えば共感すると、時に感謝されることもあれば、使い捨ての雑巾みたいに、その場しのぎみたいな対応をされることもあって。
共感すること、寄り添うことは良いことのはずなのに、自分の方は共感してもらえなくて、どんどん消耗されていく気持ちが、少しずつ黒い闇のように自分を覆っていくような、そんな気持ち。
あなたと私は同じではないし、気持ちがわかるなんてそんなだいそれたことは言えないけれど、すごくすごく今苦しいという気持ちが文面から伝わりました。
あなたの身を削った優しさと共感が、誰かを慰めた事実をもって、自分のことを沢山褒めてあげて欲しいです。
それと同じことをしてもらえなくても、自分を消さないで欲しい。
いつか同じような感覚を持つ人に出会えるまで。
私もまだ出会えていないけれど、その時はきっと今より息苦しくなく話ができて、人に共感することが先立つ自分ではなく、共感してもらえる、安心して自分を出せるのだと思うから。
通りすがりの誰かより。