あなたからは命の香り
あなたは柔らかな色
ビー玉に劣らぬ瞳は枯れ草色
優しいあなたは、暖かな日向
あなたの抜け殻からは過去の香り
思い出とは名ばかりな、動きだすかもしれないというただの期待
柔らかな色はまるでただの繊維
ビー玉は瞼にそっとしまい込んで
あなたはこんなにも大きかったんだね
ある過去、小さな体が歩き回った
床には足跡ひとつない
きっと記憶の湖に沈んでいく
若い私の記憶の奥
あなたはいつまで動くだろうか
いつか写真ばかりになっていく
いつかの私は
あなたを思い出せるだろうか
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