おれは主人公になれない。
おれとはこの世という物語に映る一本の折れて腐った枝くらいで、どの木の枝かもわからないような、ほんとそれくらいの奴。
主人公が平和を守りにいくのをひたすらに眺め、自分へ嫌悪感を抱く。
何かしたくて、でも何も出来ない。そんな現実に争おうと必死に足掻いた末に、ようやく無駄だと気づいた頃にはすでにボロボロで。
泣きたいような 辛いような 息苦しい気持ちを飲み込んで、飲み込んで、今はむしろ自分の方が飲み込まれそうなくらいになっている。
いや、いっそ飲み込まれたまま溺れた方がマシかもしれない。
罪のない人ばかり傷ついて、おれみたいな罪人がのうのうと生きているのはおかしい。
この世界は不平等なのにそれでも平等を、公平を、平和を謳い続けている。
殺して欲しいと天に願うも叶うことなく、今日も1人、また1人と傷つけていく。
神様、存在価値のないおれに、どうかそれと等しい罰を。
ななしさん
あなたがどんなことをしてきたのか、私にはわからないけど、きっと悩み苦しんでこられたのでしょう。
その時点で、十分に素晴らしいと思います。本当の悪人は、悪いことをしたことすら気にならないのではないでしょうか。
あなたのいう、主人公とは、世の中の役にたつ、キラキラした存在でしょうか?
どんなに素晴らしい人でも、必ず誰かには妬まれたり、嫌われたりしているものではないでしょうか。また、何の苦労もなく輝いているように見える人にも、人知れず悩んでいることや、しんどいことがあったりもします。
また、よく知られた話でも、誰を主人公にするかで印象は全く変わってくるでしょう。
誰の目線で書くかで、同じ登場人物に対するイメージも違ってくるはずです。
あなたは、あなたの人生の主人公にほかなりません。誰にもかわることができないのです。
せっかく、ひとりのかけがえのない主人公として生まれてきたのです。まずは、どんな小さなことでもいいので、自分を誉めることからはじめてみませんか。
ストーリーを少しずつでも変えていきましょうよ。あなたにはあなたにしかできないことがきっとあるはずです。
この後のちょっとの行動の差で、未来の話が変わってくることもあるかもしれません。
二歩進んで三歩下がることもあるかもしれないけど、大きな歯車を動かすためには、たくさんの小さなアタックの積み重ねが必要です。
今はしんどいかもしれませんが、腐らず、頑張りましょう。
私もまだまだ、いわゆる主人公にはほど遠い一人です。