大好きなあの子へ、
なんて言ってあの子に見られちゃったら駄目なんだけど。言えないから、ここに書いている。
同い年でそれまで話したことなんてなかったのに去年になってすごく話すようになった。同じクラスになって、席が隣になって、自己紹介で好きなことを言うことが無かったらこんな仲良くはならなかった。
同じ部活にも入って、共通の趣味の話で盛り上がって、本当に沢山の時間をその子と過ごした。
趣味の話から、私たちはお互いのことを話すようになった。家族のことも勉強のことも本当に沢山。
あの子と話すことのない日は全然なくて、去年一番話したのは家族でもなくあの子だ。
長期休みの時、5日間くらい会わない日があった。それだけで、私はことあるごとにあの子のことを考えてしまっていた。
学年が上がって、その子とは違うクラスになった。正直、同じクラスにはなれないだろうと思っていたからはじめは大丈夫だった。でも、五月に入ったくらいから辛くなることが増えた。
自分がいないところで楽しそうにしているあの子を廊下から見て嫌だと思ってしまった。私の知らない友達と手を繋いで帰っているのを見て、嫌だと思ってしまった。
ごめんなさい、こんなことを思ってしまう人で。もっと話がしたい。
宛メに来た理由の1つはあの子以外に悩みを話せる人がいないと駄目だと思ったから。一人にかける思いが強くなりすぎないように。
都合の悪いことは見たくないけど、あの子のことを1番知っていたい。
大好きだ。恋人とかそういう関係になりたいとかは言わないからあの子にとっての特別になりたい。
同じクラスになれら良かったなんて思ってもそれは出来ないことだから。
こんなのはわがままでしかない。
叶えれるようなことじゃない。
でも、最後に叶えたいことをいっておく。
また今度二人でどこかに行きましょうね。
それだけ。大好きなあの子へ。