誰かにありがとうって俺言われると嬉しいよね。
少なくとも俺はそうだ。
『そうだった』になりつつあるかもしれないが。
自分が仕事した結果、先輩から
『ありがとう、やってくれて助かったよ』
って言われた時は嬉しかったから。
先輩の声や態度、自分の仕事の結果と合わせて感謝されてると伝わったから素直に嬉しいし、やって良かったとその仕事にやりがいを感じた。
俺の社会人経験の中でその現場でのやりがいはtop3には入るだろう。
数年後に俺はとあるコミュニケーション研修を受ける機会があった。
1日がかりの研修で色々教わったが、その中には相手に感謝を伝える重要性があった。
過去の経験があるから非常に俺は納得した。
それから俺は誰かに何かをやってもらったときにはありがとうと伝えることを意識するようになった。
何かを頼むときも『やってもらえると助かります(嬉しいです)』のように云うように意識するようになった。
それからコロナが流行りだしリモートでの仕事も増えた。
チャットやメールでのやり取りでは相手の表情や態度がみえない。
ありがとうという言葉は本意なのだろうか。
社交辞令ではないかと考えるようになった。
宛メでも問い合わせで不具合報告すると
『また何かありましたら報告してもらえると嬉しいです』
と締め括られる。
本当に嬉しいのかな?
実際不具合報告は助かるだろうとは思う。
これまで問い合わせた不具合は何個あったか。
サポーター機能の不具合なんかは有料デバッグさせられてる気持ちになる。
不具合あっても誰か報告してくれるだろって思われてそうでな。
感謝の言葉が相手を動かすものだと知っているから、それを利用してるだけなのかもな。
あーやだやだ。
いちいち言葉の裏とか考えたくねえ。
裏を考えるってことは俺も裏があるからなんだからな。