お空から大きくてまっくろのクジラさんがやってきて、わたしとわたしに関するものぜーんぶ飲み込んじゃうの。
最初からわたしはここに存在しなかったの。
クジラさんのお腹の中は真っ暗だけど、優しいクラゲさんがふわふわやってきて、道を照らしてくれるの。
出口ではクリオネさんが待っててくれて、わたしを天のお国に連れて行ってくれるの。
ふわふわにこにこの幸せな場所、はやくいきたい。
けどわたしは悪い子だから、弱い子だから、全然がんばってないから。
いったらだめなの。願うことも許されないの。
明日からのテストがんばれない。
お薬いっぱいのんで元気なふりしても偽りのわたしだから。
みんなみんなわたしが嫌いなんだ。
もうやめたい。こんな世界ばいばいしたい。
でも、もっともっと辛い人がとってもがんばってるから。
わたしもがんばらないと。
きょうもいきててえらいね