私はここがいいといい、反対を押し切って、入学することになりました。なのに学校に通い始めると、クラスに馴染めず

色々なことを人は言うだろうが、私は兎に角書く。

第一に、何故自分はその高校に行きたかったかを、振り返ることが大事だと思う。普通の大人的に言えば、「初心忘れるべからず」ということである。これからあなたの人生において、様々なことが生じるだろうと思う。それが人生というものであるが、それに対処する際に大事な一つのことは、初心に戻るということである。人は往々にして、初心を忘れて自分をないし自分が求めていたものを見失ってしまう。忘れそうになったら、初心を思い出すことが必要だと思う。

人生では色々なことがある。自分がこれだと思って選んでも、それが思っていたこととは違うということが、この世の中には多い。高校生のあなたがこれから生きていく上で、自分が選んだものは正しかったのだろうかと自問することが、あるかもしれない。悩むかもしれないし、悩まないかもしれない。ある人は人生では選択の連続だというかもしれない。そういうときに、大体人は後悔する。ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと、思うことが多い。まず、自分が後悔しないようにするということ、が大事だと思う。一所懸命にとか、精一杯やれとか言われるかもしれないが、自分に無理をしても仕方がない。自分に無理をしない程度に、しかし後悔しないように、することが大切だと思う。私は、良心に従って誠実に生きる、ということを大事にしてきたつもりだが、それが大事だと思わない人もいるかもしれない。それはそれとして。後悔しないようにすれば、後ろ髪を引かれることも少なくなるだろうと思う。

高校生にとって大事なのは、兎に角成長することである。人間として、一人の人間として、生きられるように、人生の基盤を作ることである。自立と一言で言うが、まず、自我が発達するであろうこの時期において、自分が一人の人間として生きるために、様々な準備ないし基礎固めをする、そういうことが大事なのだと思う。自我を発達させるために親に反抗するということもあるかもしれない。人が自分に対してないし自分について様々な評価をする。自分はそうではないと、反抗しながら自我を発達させ一人の人間になるのが普通だとは思う。何れにしても、まず自分が自分を大事にすることが大切だと思う。

親に申し訳ないと思うこと自体が、親にとっては親孝行だと思う。それを自覚する親は余りいないとは思うが。

物事を冷静に見つめることも、必要なことだと思う。私自身、ここまで勢いで書いてしまったが、子供というのは（大人もそして自分もだが）目の前にあるないし目の前に見える物事にとらわれ過ぎて冷静にものを見られなくなってしまうということが多い。それは視野が狭いとか成熟していないからだとか言うかもしれないが、物事から一歩身を引いて、物事を冷静に見るということが、大事だと思う。物事を冷静に見るということは自分が冷静になっていなければ出来ないことだから、目の前にあって自分が直面していることから一歩身を引く、ないし感情に動かされているならばその感情が過ぎ去り自分が冷静にものを見られるようになるまで待つ、ということも必要だと思う。それは人の意見を聞くということにもつながる。

一般的なことを言えば、高校生が自分が入った高校を変えるということはあまり勧められないと思う。その時はいいが、その後の人生にかなり響いてくる。途中で嫌になって止めてしまった、そういうことが子供のときにあると、自分がやると決めたことを最後までやるという大事なことが、中々できなくなってしまうという気がする。そう一般的なことを言っても仕方がないことは私自身、分かっている積りである。金がない、そういうことも先のことがどうとかいう前に、今差し迫った現実に対処するために考慮することが必要になることがある。

何故嫌なのかを冷静に考えることも、大事なことだと思う。その高校自体が嫌なのか、その高校の先生が教えがたが下手だとかそういう環境的なものなのか、或は自分がからかわれたりしているという理由からか、そういうことを考える必要はある。それに応じて、対処の仕方も変わる。結構感情的になってしまうということが、私自身を含めて、人間には多い。今の時代、なんだかんだ言って勉強も大事なことだから、勉強はした方がいい。ただ、いじめられているということなら、或はからかわれているということなら、そういうことがこの世の中には多いという現実を知って、それに自分なりに対処していくことも、出来る。まあ、それも程度によるとは思うが。

余り役には立たなかったかもしれないが、この辺で書くのを止める。

入ってしまったものは仕方ないよ

それでも貴方の選択が間違っているとは今の段階では言い切れません。やらなかった事を引き合いに出しても意味が無いからです。どちらにしても学校生活を心から楽しめる人などそうそう多くはないはずです。勝負は卒業する時まで判りません。