今日は生まれてから16回目の誕生日だった。
ちょうど一年前、インターに通うことにようやく覚悟を決めて、「一年後の自分が『ようやったやん』って思えるくらいに努力してやる」って小瓶に流した。
この一年、死ぬほど悔しい思いを、悲しい思いをしても死ぬ気で努力してきたよ。
すぐに努力が報われるはずもなく、何度もこんなに苦しいならやめてやるって思ったよ。
人知れず泣いた日なんて数えきれない。
痛かった。
辛かった。
苦しかった。
でも、本当に死ぬ気で努力したから、私は未練なく15歳とお別れできそうだよ。
一年前は自分で決めたのにインターに行くのが怖くて仕方なくって、自己嫌悪と不安で人生のどん底みたいな、真っ暗なとこにいた。
勇気こそ出なかったけれど、何度も死んでしまおうかと考えたか。
でも、ちゃんとお前の人生の責任は私が取ってるよ。
私は自分がこれ以上後悔しないように、14歳の5月に「変わりたい」と思ったように、死ぬ気で努力してるよ。
努力なんてしなくていいならしたくないし、物語みたく都合よく報われたりもしなかったけどさ。
懲りずに歯食いしばって、地面這いつくばって、ただ一心に前を向いていれば、誰かが絶対見てるんだね。
自分に正直に生きてれば、周りに人が集まってくるんだね。
今日、いろんな人におめでとうって言われて、プレゼントもらったりして。
去年のあの日々で、こんなこと誰が想像できたか。
少なくとも今日は、あの時死ななくてよかったと、当分死にたいとは思わないだろうと、思ったよ。
15歳の自分へ。
この一年、毎日嫌なことばっかだったと思うけど、それでも突っ走ってくれてありがとう。
あなたのおかげで私は未練なくお別れできます。
諦めないでくれてありがとう。
どれだけ悔しくても悲しくても折れずに、足引き摺りながらでも前向いてくれてありがとう。
それから、無理ばかりさせてきてごめんなさい。
死ぬほど悔しくても悲しくても、人前では我慢させてしまってごめんなさい。
私はこの一年を誇りに思います。
16歳の自分へ。
一個下のお前が頑張ったのに、お前が頑張らんでどうする。
多分、この一年は今までよりずっと厳しいと思う。
嫌な思いも悔しい思いもいっぱいすると思う。
無理ばっかりさせると思う。
でも、まだ頑張りたいと、「変わりたい」と思うから、また死ぬ気で頑張る。
自分の人生の責任は自分で取らなきゃいけないから、私は今年も全部に全力で頑張りたい。
一年後に、今日より自分を誇れるように。
今まで助けてくれた人たちみたいな、かっこいい人間になれるように。
お誕生日おめでとう、私。
ようやったやん。