どうも、nanaha.です。
辻村深月さんの「噛み合わない会話と、ある過去について」読了しました。
今回はその感想について話していきます。
ネタバレありなので、お気をつけください。
これは、様々な「過去」について語られてゆく短編集(短編ではないかも)です。
「ナベちゃんのヨメ」「パッとしない子」「ママ・はは」「早穂とゆかり」の四章で構成されていて、全てに辻村節が詰め込まれています。
美しい「思い出」として昇華されていた出来事が、突如豹変して牙を剥く。
そんな様子が描かれています。
僕は「パッとしない子」「早穂とゆかり」を見て背筋がゾワゾワっとしました。
ほんとに怖いとしか言いようがなくて…。
過去に自分の中で良いように訂正されていた過去が、自分の敵となって襲ってくることの恐怖に震え上がりました。
言語化するのが難しいのですが、これは本当に読んでみてほしい本です。
ただ、あまりスッキリするタイプの話ではないのでそこは注意です。
もし読んだことある方いらっしゃったら、お返事くださると嬉しいです。
読んでなくても、興味があったらお返事してくれると喜びます。
では、さようなら。
212877通目の宛名のないメール
お返事が届いています
nanaha.
(小瓶主)
名前のない小瓶さんへ
お返事ありがとうございます。
おお!同士ですか!
嬉しいものです。
確かに切れ味鋭い作品ですよね。
登場人物の感情が決して綺麗じゃないんです。
それがリアルなんだけど、もやもやするというか…。
鳥肌必須、激しく同意です。
本当にゾワゾワっとしますよね。
僕もあまり共有できる人がいなかったので、お返事嬉しかったです。
nanaha.
(小瓶主)
彩紗さんへ
お返事ありがとうございます。
良いように訂正されていた、というよりも、
自分の犯した過ちを良いように忘れて美談にした、
という表現のほうが合ってるかもしれないですね。
でも、やっぱり小説は小説なので、
そこまで気にしなくてもいいと思いますよ(*´ω`*)
スッキリしない作家さん、一般書には多いですよね〜。
僕の好きな「朝比奈あすか」さんもそうです!
比較的「人間タワー」はそうでもないけど、
「僕たちは今が世界」はドロドロです…。
これからも本のお話しましょうね!
なっぱでした〜。
名前のない小瓶
読みました!
切れ味が何とも言えない作品。
登場人物に同情しようとするが、おやおや?と、気持ちが枝分かれ、どこに向かっているのかわからなくなる作品。
何気なく読んでいたつもりが前へのめり込むように人の噂話に食いつく、そんな感覚で気づいたら読んでました。
もしかしたらあの人も、いや、私が、、?
鳥肌必須です!
読み終えて、なんとも言えないくしゃっとした個体のような気体が心の中に残っていたので、、、
共有できる場、ありがたいです!
彩紗
まだ読んでないけど、辻村深月の作品なら興味津々‼️
ネタバレありっていうので、一度引き返したんだけど笑
なっぱの感想が知りたかったから、読んでみた
自分の中で良いように訂正されていた過去……
私は、私には無いと思うな
根がネガティブだから、良いようにっていうのは無い気がする
むしろ悪い方にとらえてるタイプかな
そう思い込んでるだけだったらどうしよう😱💧
実はあるような気がしてきた
自分の過去が、自分の敵になるなんて怖すぎるよ~
それなら、忘れたままにしておきたいかも
読んでみたいけど、怖くなってきた
確かに、辻村深月って、読んだ後スッキリしない作品あるよね
個人的には、「盲目的な恋と友情」「水底フェスタ」がそう
でも、やっぱり読んでみたいな😊
「噛み合わない会話と、ある過去について」
今度探してくるね!
本の話、楽しかった-‼️
ありがとう、なっぱ(*ゝω・*)
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。