根性がないのは分かってる。でもそうするしか無かった。
結局自分優先で生きてしまう自分が情けないと感じる。
あの時好きな人に言われた通りの人間なんだ、私は。
「君は自分勝手というか、自己中心的で、人の都合を考えないところがある。」
この言葉が呪いみたいにまとわりついてずっと離れない。ああそうなのか、そうなんだ。私はもう、そういう人間なんだと。
その瞬間、色々な感情が渦を巻いて、何も言い返せなかった。
本当にごめん、ごめんなさい。彼にはそれしか言えなかった。
私は、気づいたら保健室で泣きじゃくって、4時間目の初めくらいになって逃げるように学校を早退した。
荷物を取りに行った時の、クラスのみんなからの、好きな人からの視線がとても痛かった。
その日から、何気ない日々がモノクロ写真のように、冷たい感じになっていったのを、だんだん仲間や、先生や、家族を信じられなくなったのを、顔を見て話せなくなっていったのを今でもはっきりと思い出せる。
今ならわかる。あの時私の好きな人は、私自身を非難したかった訳じゃないと。私がしてしまった"行動"が悪かった。ただそれだけを伝えたかったのだと思う。
でも、その言葉で、何も頑張る気が起きなくなったのは事実だった。その時の私は、あの人によく思われることがただひとつの生き甲斐だった。
たまに好きな人から「おはよう」と言われた程度で、メッセージで「頑張れ」と言われた程度で、友達に「今日は人生で最高の日なんだ!そうに違いない。」と言ってしまうくらい、私はあの人の全てが好きだった。
今でも、あの人のファッションや、生き様、好きな音楽を自分の生活に取り入れるくらい大好きだ。生きているだけでいい。
それだけで満足するくらい、私はあの人を愛している。人間としても、1人の異性としても。
私は、弱い。好きな人のそんな何気ない忠告で、生きる希望も、人生も投げ出してしまう、馬鹿で弱い人間だって。
私は赤ん坊の頃から何も変わっちゃいなかったんだなって。
本能のまま生きて、自分の感情を抑えることが出来ない。わがままで自己中。他人の気持ちなんて考えようとしない。
私は、そういう人間なんだと。
吐き出したら、少し楽になった。
もう夜遅くなので寝ます。そしてまた明日頑張ろうと思います。おやすみなさい。