普通と夢、男と女、大人と子供……
中途半端な自分が生きづらい
狭間でウロウロして、どちらにも行けないまま人生が過ぎる。中途半端な自分に戸惑い、どちらも手に入らないで苦しんでる。
プラスとマイナス、数字がどんなに大きくても足した結果はゼロ。
どんなに自分が悩んで、エネルギーを使ってこようが、人から見た評価は「何もしてない人」。
昔は自分を気に入ってた。どちらでもない、どちらにも行き来できる。人と違う自分は天才だ。人より優れた特別な存在なんだ。……でもそれは違ったと今は思う。
「未分化」
つまり、未熟ってこと。成長しきれてない、人より劣った存在。
大人になって分かる。周りの大人を見れば。自分は大人に成熟できてない。成長しきった「男」にも「女」にもなれてない。発達しきれなかった二流の人間。大人として求められることが何もできず、安い賃金でこき使われる、上級の人々には見向きもされない低級の存在。
そう認識した時、世界が崩れた。自尊心は消え、生きてる意味も見いだせなくなった。