ななしさん
多分、主様も私も、日本にある全ての法律を知っているわけでは無いと思います。土地の権利や商取引に関する法律、全て知ってますか? 何で守らなければいけないのと言う以前に、気が付いたら守っていた(あるいは破っていた)ものが多いのでは無いかと思います。
主様がなぜこのような小瓶を流されたのか。色々理由は考えられますし、『我々はなぜ法に従わなければならないのか』なんてあくびが出そうな話をするつもりもありません。
しかし、法は実は守らなければいけないものではないのです。どこにもそんな決まりはなく、単に守らないと罰則があるよというだけです。こうすべきとか守らなければいけないと言われているのは法というよりも倫理の世界です。しかもそっちは大分こみ入っています。
動物の肉を食べるのはいいことなのか。
性的な映像作品を見るのは許されるのか。
発展途上国の子どもが低賃金で作った衣服を買うのは問題ないのか。
遺伝子操作で優秀な子どもを作ろうとするのは何がいけないのか。
こういったことについて、様々な議論があるのが現代の社会です。そして、法にしろ倫理にしろ、守る守らないの選択の結果は自分が引き受けて、それによって人が自分を見る目が変わったり。それに対して更に反論したり。
法も倫理も、究極的には『かかわりあい』です。自分がどうしたいか。どのように人や社会と関わっていきたいか。答えはそこからしか生まれないと思います。