体育祭の時、仲良くなった大好きな先輩が 数ヶ月前から話しかけてくれなくなった。

体育祭の時、仲良くなった大好きな先輩が 数ヶ月前から話しかけてくれなくなった。

女の先輩（仮名Ｎ）と、男の先輩（仮名Ｋ）。

どっちも卓球部の三年生。


Ｎ先輩は、同じキャラクターが好きだったから仲良くなった。

体育祭が終わった後も、会ったら「あ！」と笑顔で話しかけてくれた。


Ｋ先輩は兄の友達で、何故か仲良くしてくれた。（ 多分 友達の妹だからだと思う ）

四月から話しかけてくれて、体育祭の時もよく話しかけてくれた。

二人とも、私の大好きな先輩だ。
優しくて、かっこよくて、かわいい先輩だ。

けれど 少しすると、話しかけてくれなくなった。


今日はＮ先輩、Ｋ先輩がいた。

Ｋ先輩は遠くから眺めるだけ。

Ｎ先輩は、私の仲良しの友達と話していた。

すぐ近くに私もいたから、話しかけてくれるかもしれないと思った。

一瞬、目が合った。

だけど話しかけてくれなかった。

悲しかった。


私の友達に、Ｍ（卓球部）という子がいる。

その子が、

・一昨日、友達と遊んで疲れていた。

・翌日ナイターに行って、寝そうになっていたらＫ先輩に「起きろ」といじられた。

という話をしていた。


Ｍは私より Ｋ先輩と仲が良くて、名前呼び。

羨ましい。

Ｋ先輩と仲良しだなんて。

いいな。

私なんて名字すら呼べないのに。

私はＫ先輩が好きだ。

体育祭の時、優しくしてもらってから ずっと。


そんなに話したいならLINEでも交換すればいい、と思うだろう。

私も思う。

でも、交換できないのだ。

先輩に話しかける勇気は出ないし、話しかけたところで、「それが何？」と思われるかもしれない。

そんなことで いちいち話しかけてこないでほしいと思っているかもしれない。

そもそも、先輩は私のことが嫌いなのかもしれない。

Ｋ先輩はスマホを持っているか すら謎だ。

話しかけるのも難しい状況で いきなりLINEを交換したい、なんて言えない。


やっぱり陰キャと陽キャでは住む世界が違うようだ。

大人しく、先輩達のことは諦めたほうがいいのだろうか。