天月詩織
新地あゆ
浅間朱
絶影
アレス
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アレス「私たちに、弱点があるとすれば・・・。弱い者は感知できない、という所ですね」
絶影「十中八九、罠だろうな」
絶影「実力を過信している奴なら、こんな策をろうしたりはしない」
アレス「ある意味、厄介ですね・・・」
絶影「だからといって、捨て置くわけにもいかんしな、俺が行く」
アレス「ええ、お願いします。詩織さん達は僕が・・・」
天月詩織「行ってあげてください」
アレス「ですが・・・」
天月詩織「お願いします」
アレス「・・・わかりました」
天月詩織「っ、先生!」
天月詩織「わたしの血が欲しいなら、あげます。だから、二人に手を出さないで!」
あゆ「だめ・・・詩織ちゃ、ぁぐっ!」
絶影「アレス・・・」
天月詩織「・・・沢山の人の血を吸ったんですね。はじめてあった時は、おじいさんみたいだったの、に・・・」
朱「っ、、しおりん!・・・こんのーーーー!!!」
朱「ぐぎゃ!」
天月詩織「ぁ・・・」
アレス「詩織さん!!」
絶影「逃げたか・・・」
アレス「これは、他の方達にも、注意を呼びかけたほうがいいですね」
アレス
僕が他の人間でない者達に隠れるように呼びかけることにしたのと同じころ、人外を狩りとるハンターがいる教会も動き出していました・・・。
ゴースト「・・・・・・」
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セティル・アズナード 太古から存在する魔法使いであり、殺されても死ぬことの無い、本物の不死。
式神吾妻 鬼と混同されることのある、羅刹一族の生き残り。
絶影 鬼の生き残り
アレス 人狼の生き残り
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吾妻「あれぇ?久しぶりだね、魔法使い」
セティル「うむ!久しぶりだな!式神使い!」
吾妻「なに?雑談でもしにきた?」
セティル「そんなとこだね~」
吾妻「とりあえず、拙僧は生きてるから心配後無用だよ」
セティル「虚無僧ごっこか?」
吾妻「まぁねぇ~、ほら、角あるじゃん?隠さないとね~」
セティル「だからって、そのなりはどうだろう・・・」
吾妻「魔法使い君の方こそ、隠したりしなくていいの?目立つでしょ?その髪にその目は」
セティル「アルビノだとでも言えばいいさ」
吾妻「なるほど~!」
セティル「ま、無事ならいいさ」
吾妻「・・・君さ、魔法の道具かなんかで拙僧達みてるでしょ?」
セティル「まぁ、たまに・・・。だけど、最近は平和になったから、あまり見てないな」
吾妻「それはいい兆候だね~、見られるのはやっぱり好きじゃないし、なにより、君もストレスたまるでしょ?」
セティル「まぁ・・・な・・・」
吾妻「でも、あまり見てないのかぁ~、そっかぁ、、じゃあ、まぁ、同じ人外が減るのはなんか嫌だから、何とかしてもらおうと思って教えておくけど」
セティル「何かおきそうなのか?」
吾妻「君も、ながく、なが~~く、生きてるから色んな目にあってるおもうし、面倒なことには巻き込みたくないんだけどさ」
セティル「もったいぶらずに、早よ」
吾妻「なんか最近さ~吸血鬼を増やしてるのがいてさ」
セティル「ほぅ・・・?俺の知ってる奴じゃなさそうだな」
吾妻「いやぁ~、魔法使い君の良く知ってるアヴェイユって吸血姫?あの娘が吸血鬼にした奴が、そんじょ所かまわず、眷属増やしてるみたいでさ」
セティル「アヴェイユの眷属が?」
吾妻「・・・ほんと、何考えてるんだろうね・・・」
セティル「最近仲間にした奴かもしれないな・・・」
吾妻「多分ね~、で、殆ど戦争状態になっちゃってて・・・教会が動いちゃったし」
セティル「教会、、あの男がいるところか・・・」
吾妻「そ、ただの人間なんてどうでもいいけどね~、あいつはやばいよね、うん」
セティル「・・・場所は?」
アレス「セティルさんですか・・・」
セティル「アレス、無事か?」
アレス「人間如きにやられるほど、鈍っては無いですよ」
セティル「そうらしいな」
アレス「久しぶりの血肉ですしね」
セティル「目が怖いぜよ」
アレス「そうですか?まぁ、僕は動物でも十分ですけどね・・・。でも、人の肉はやっぱり美味しいものですね」
セティル「お前みたいな普段温厚な奴が、そういうことを言うのは何時になっても慣れないもんだな」
アレス「あははは・・・僕は大丈夫なので、絶影さんの所に行ってもらっていいですか?」
セティル「そのつもりさ」
セティル「また人間か!燃えろ、全て燃えろ!!」
絶影「セティル!」
セティル「邪魔が入ったな・・・。ぜつ、俺は力ずくでもお前を生かして帰るぞ」
絶影「・・・余計な世話だ」
セティル「余計な世話?俺の気も知らずにっ!?」
絶影「おいおい・・・くっ!!」
セティル「ぜつ!!お前達鬼は、どいつもこいつも俺の助けは要らないといい、一人で人間に立ち向かって死んでいった!!」
絶影「・・・っ!はっ!」
セティル「っ!・・・何の抵抗もせず逝った奴までいる・・・!」
絶影「それが、俺達の矜持だからな・・・ふっ!!」
セティル「くっ!!・・・お前と一緒にいた、あの女も、お前が兄や父と慕ったあの男も!!みなが死ぬまで俺はっ!!・・・俺はっ・・・!」
絶影「・・・少しは落ち着いたか?」
セティル「俺は、、俺は鬼が、人間以外が滅びる寸前まで待った!!お前達が信じている 人 を信じて!!」
セティル「・・・だが、もう我慢ができない、人間は滅ぼすべきだ・・・」
絶影「・・・本当に、そう思うか?」
セティル「一部の人間だけが暴走しているのなら、俺も仕方が無いと思っていた・・・だが!」
絶影「セティル・・・。お前も見てきただろう?人の間ではなく、自らの志(こころざし)で生きて、死んでいった者達を・・・」
セティル「ああ!・・・ああ!知っているさ、知っているとも、、だがな!そんな奴等も同じ人間に殺され、あげく歴史に蔑まされてしまっている!」
絶影「俺達は、それでもいいと思っている」
セティル「ふざけるな!!なぜ正しいものが、本当の意味で強い者達が、あんな、、あんな連中に殺されねばならない!」
絶影「正しさは、一つじゃない」
セティル「黙って、見ている方の身にもなってくれよ・・・。友が、仲間が殺されるのを・・・見ているしかできないもどかしさを・・・考えてみてくれよ!」
絶影「・・・泣くなよ」
セティル「っ・・・うぅ・・・」
絶影「はぁ・・・なら、一つ頼まれてくれ」
セティル「っ・・・なんだ?」
絶影「俺以外にも、この騒動でまずい事になってる奴がいる、そいつ等を助けてやってくれ」
セティル「ぜつ・・・」
絶影「俺は大丈夫だ」
セティル「・・・・・・」
絶影「信じろ、鬼は約束は破らん」
セティル「・・・本当だな」
絶影「ああ、信じろ」
セティル「・・・くそっ!」
絶影「早くせんと、ほかの人間が来てしまうぞ?」
セティル「・・・いいか、死ぬなよ、鬼はお前で最後なんだ・・・。俺がいい相手を見つけるまで死ぬことは許さんからな!」
絶影「・・・やれやれ、本当に余計な世話だ。ふふ」
絶影「おや?もう来たか・・・。さて、生きて帰ると約束したんでな、ここから先は手加減はせん、死にたくないなら大人しく帰れ」
アレス「あなたが人を殺める所を、久しぶりに見た気がしますね」
絶影「・・・終わったか?」
アレス「ええ。あなたのほうも済んだみたいですね」
絶影「ああ・・・。それとな、さっき、あいつが来た・・・。あいつの言うことも、正直に言えば間違っているとは思えないんだがな・・・」
アレス「セティルさんですか?・・・彼は、十分色々なものを見てきましたからね」
絶影「自分から余計なことに首を突っ込む、今回もそうだが、あいつらしい」
アレス
「僕達の時代は、もうすでに終わっています・・・。ですが、この世が人間だけのものではないということを知らせる存在も不可欠ですからね。死ぬわけにはいきません」
絶影「俺も、死ぬ気は無いさ」
アレス「・・・絶影さん、謝る事があります」
絶影「ん?」
アレス「セティルさんをあなたの元へ向かわせたのは僕です」
絶影「そんなことか、別に気にする必要は無い。それにあいつなら、頼まれなくても勝手に来ただろうさ」
アレス「僕から見ても、絶影さんは心配ですからね・・・」
絶影「そんなに心配か?」
アレス「ええ、強さはまったく気にしてませんが、僕はあなたほど人間に情を抱いてはいないですから」
絶影「・・・アレス・・・鬼は俺で最後だ。他の鬼のように、畏怖を刻みつけて死ぬつもりは無い、安心しろ」
アレス「なら、いいのですが・・・」
絶影「セティルといい、お前といい、俺に過保護すぎるぞ」
アレス「それだけ大事なんです。・・・さ、僕たちはともかく、アヴェイユさん達が心配ですね」
絶影「そうだな」
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PS
で、聖少女と吸血鬼の少女になって、ここで噛まれちったしおりんが、絶影たちに連れられて、聖少女…シルフィリアの嬢ちゃんの所で匿われる、的なはなしに入るのだけど…まったくかいてないのであ~る
この話、うちのメインキャラのオールキャストに近いんだけど…メインってなんやねんて話よな…とりゃえず、てけとーに台本とか出していった、最後にどっこにもだしていない、全ての話の元凶になっている”本編”のネタを投げようと思う…設定としてはブログに投げたことはあるんだけどねぇ~
まぁ、死ぬまでにこれ作れるかな~?作るのが目標かな~?という奴である。
自分が解ればいいようにしか書いてないので、まぁ、読みづらいだろうけど…何れ海にポーイするだよ