“昼庵吞”主
(小瓶主)
長野県のとある山奥の廃校を改装し、週3日だけ開く店があります。
初めて知った時の私は、どん底から這い上がろうとしていた頃であり、そんな自分へのご褒美として、お店で出される月一のカレーに惹かれて訪れました。
そこで店主さんお気に入りの本と出会い、足繁く通う様になったのです。
そんなある日、長年の夢であった“図書庵”をやってみないかと声をかけて頂き、今日に至ります。
庵の棚は、個人的な趣味の棚です。
故に評価は様々でしょう。
周りから評価される様な棚を敢えて作るのか…
自分が納得出来る棚にするのか……
私は、私が納得出来る棚を選びました。
とはいえ、1年経っても未だに
「…もっと何か……」
と模索する日々です。
年明けからは、新テーマ『犬と猫と人と…』で棚作りをします。
『ふしぎな話・こわい話』『本』に次いで、やりたかった大切なテーマなので、ただ本を並べるだけではなく、どう表現するか…を考えてます。
私が私の図書庵に求めることは、訪れてくれた誰かのきっかけとなる一冊との出会いを提供出来る場にすること。
かつて自分がそうであった様に、あなたにとっての一冊と出会える後押しをすることが、私の夢でもあります。