暁樹紬姫【✿*】
お姉さんへ
私へ宛名ありの小瓶だなんて、
初めて見ちゃった
私のいちばんはじめはお姉さんでしたね。
びっくりです。
やなことだなんて、
どこにもないですよ。
私は自分の現状に満足しています。
いい人に囲まれて、
マインドコントロールの仕方がやっと分かってきて、
素敵な「すきなひと」がいて、
愛されてる自覚だってある。
人との関わり方だって、わかってきたんです。
それでも自身が「嫌だ」とか「怖い」だとか、「苦しい」だとか、そんなことを思うことがあるのならば、その原因はきっと、その満足している現状が壊れてしまうことを私は恐れているんです。 それがきっと私を狂わせるんです。
受験も、最近苦しんでいる私の大切な仲間も、全部全部救いたいと思う。
ぎりぎり地に落ちるか落ちないかを歩くのが当たり前な私にとって、その歩く道が壊れることは怖いことなのです。
小さい子供が、よく歩道のふちを歩くように、きっと私は危なくても楽しい所があれば、そこに行ってしまうのです。
そんな楽しい毎日や、人間関係や、自分自身が居なくなるのが、私は怖いのです。
しかも、この国の現状も見てください。
年金問題、地球温暖化、経済格差
我々が大人になった時にこの身に降り注ぐ数々の問題達を前にして、この国に希望が持てますか。
死ぬか逃げるか、政治家になって人の上に立つかの3択です。
私は、こう見えても日本という国が好きですから、逃げたくは無いですし、
私は、人の上に立つことが苦手ですから、
死ぬしかないのです。
死こそ救済です。
その救済に、いとしい人も連れて行ってあげたいだけです。
だから私はきっと心中したいのです。