楽しいって、なんだっけ。 嬉しいって、なんだっけ。 幸せって、なんだっけ。 おかしいな。 嬉しいって思ったことは確かにあったのに、嬉しいって感情が思い出せない。 ああ、思い出した。 この感覚。 前に自殺に失敗した時と同じ。 頭に霧がかかったみたいになって、かけられる言葉が全て無意味に感じて、絶望の中に自殺という光がぼんやり光ってるみたいな…。 なんだか、心地良い。 ずっとこの明かりにすがって、このふわふわした感覚のまま揺られていたい。 気持ちいいな。 そういえば何を考えてたんだっけ。 忘れちゃった。 ぜーんぶ、忘れちゃった。 ああ。 頭の中が、私の世界が、黒くなっていく。 何も考えられない。 まあいっか。 私が何を考えたところで、人の害にしかならないじゃない。 考えられないくらいが、ちょうどいい。 何もしたくない、何も見たくないのに。 なんだろう。 自分を、殺したい気分。 そういえば、なんて今日はこんなにふわふわして苦しいんだろう? あの人からラインが来て。 そこに、彼の友だちが私を嫌いになった理由が書かれてた。 私が軽く口にした言葉。 「なんとかなるでしょ」 だけど、受け取った方は怒りを覚えた。 今までの努力が無に帰され、それでも立ち上がらないといけない時に、この言葉は軽すぎた。 だけど、相手は知るはずがないでしょう。 その「軽い言葉」を軽く口にするのに、私がどれだけたくさんの思いを押し殺したか。 あの頃の私は、全てがどうでもよかった。 だって、今晩死ぬんだもん。 絶対成功させる。 だから、明日の予定なんていらない。 関係ない。 そんな時、努力が無に帰して絶望しているメンバーに寄り添うなんてことは到底できなかった。 というか、絶望なんてしていないと思ってた。 だってあなた、絶望できるほど努力を積んでいないじゃない。 それほど真面目に取り組んでなかったじゃない。 私が毎晩死のうとして、それでも死ねなかった時の絶望より、全然軽い。 だから、軽く言った。 「なんとかなるでしょ」 軽いメンバーが集まった場にふさわしい言葉。 もう一度やり直すしかないんだから、気軽にやろうよ、というメッセージを添えたつもりだった。 今日も生きてしまっている絶望、未来のことを平気で話す人に囲まれた孤独感、劣等感。 全部全部しまい込んで隠して、紡いだ一言。 だけど、その思いは届かなかったらしい。 私は嫌われ、拒絶され、知らない間にひとりぼっちになっていた。 ああ、そうだ。 それで、私の何がだめだったんだろうって思って、それで、私自身が紙くず以下だからだっていう結論になったんだった。 あ、そっか。 死ねばいいんだ。 そういえば、昔から人の感情に敏感だったなあ。 好意も悪意もビビッて感じ取っちゃって、安心したり怯えたりしてた。 だけど、自分の感情だけは分かんないや。 私は今、苦しいの?疲れてるの?しんどいの?悲しいの? わかんない。 だけどもういいや。 もう、全部どうでもいいよ…。 文章が読みやすいって褒めてくれたばっかりなのにな。 とっても嬉しかったのにな。 この小瓶はぐちゃぐちゃ。 わたし、何が書きたかったんだろう。 あー………、どうでもいいや。
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