「時間を巻き戻せたら私は」#4
『私もまだ見えてないんだよね、、
見に行って見ようよ』
「、、うん」
黒板を見た神楽と沙良は動揺していた。
同時に2人ともこう思った。
【これはきっと悪戯なんかじゃない】と。
大きく書かれた文字。
そこには、
[げーむすたーと!!きみたちはみんなでたすけられるかな?わら]
(もしこれが悪戯だったら、
わざわざメールまで送るとか
面倒くさくないか?
もしかして、このクラスの人だったり、、、)
『ねぇ、莉音。
一緒にこのゲームの開発者を探してみない?』
「え、なんで?
やばいやつかもよ」
『面白そうじゃん!!!ね!!!』
「はぁ、わかったよ、、」
沙良に誘われた神楽は、ゲームの開発者を探すことになった。
『お前ら〜席につけ〜』
先生の声が教室全体に届く。
『先生っ!!黒板に変なの書かれてる!』
『やばくない?これwww』
『これ悪戯?誰だよやったのw』
次々に生徒たちが笑いながらそう言う。誰も黒板に書かれている文字や、スマホのメールを本気にしなかった。
『悪戯じゃねぇのか?おい、ていうか俺先生だぞ!敬語使えよお前ら!!』
(先生、意外と若いから
いつもみんなにタメ口で話されてるもんな)
そんな一ノ瀬先生の授業は数学。
神楽はさっきの黒板の写真を眺めながら音楽を聴いていた。
(数学っていっちばんめんどくせぇな)
神楽は先生に見つからないようにスマホをいじるのは得意だった。だから先生が黒板を消す前に写真を取っておいたのだ。
『だからこれはこうなる。わかったか〜?
そこのスマホいじってる神楽〜!』
「げ」
『「げ」じゃないだろ。
はい、スマホしまわないと没収するぞ〜!』
「わーいっちーひどーい」
神楽は棒読みで一ノ瀬先生にそう言うと、教室に笑い声が響く。
『あと!そこの早弁してる橘!!!』
『げっっ』
『お前も「げ」じゃないだろーが!
そこの不良たちはまともに授業受けれないのか!』
『そんな不良じゃないだろ。
な、神楽〜!』
「そうだよね。私"は"不良じゃないけどね。」
『は??俺も不良じゃねぇよ』
「いや、見た目が不良。」
『全然不良じゃないだろ、、、
黒髪センター分けのピアス付けてるだけだわ』
「それが不良って言ってんだよ
ちゃんと聞こえてる?」
『お前ら!!!!!
今!!!!授業中!!!!!!!!』
「『先生うるさいです』」
また笑い声。
そうして授業がまたスタート。
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新登場の橘くん&いっちーでーす!!
ということで軽く自己紹介☟☟
・橘隼人♂(たちばな はやと)1年3組
黒髪センター分けのピアス付けてる
ピアスは高校生になってからあけたらしい
神楽いわくガチガチに付いてる
本人はもっとあけたいらしいけど((
神楽と席が隣でうるさい。
不良っぽいけど不良じゃない
・一ノ瀬涼也♂(いしのせ りょうや)教師
普通。神楽いわく結構若いと思うらしい
いっちーがあだ名の32歳
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