目が合った。
ただそれだけで、甘く疼く胸の奥。
同時に切なさも込み上げてくる。
あの人がいくら私に笑いかけてくれたとしても
どんなに私が想い焦がれていても
あの人との仲を縮めていけたとしても
決して私はあの人と一緒にはなれない。
あの人にとっての私は、たくさんいる大切なみんなの一部でしかない。
甘い疼きが痛みに変わる。
想うだけで涙が溢れる。
伝えたい。
でも伝わらない。
伝えることがでない。
伝えてはいけない。
それに、現実は変わらない。
あの人との距離はどうしたって埋められないんだ。
私なんかが、歩み寄ろうなんて、考えてはいけない。
ほんとは、好きになることすら許されていないのだから。
"大切なみんな"の些細な一部分でいられることすら奇跡的なことなんだ。
この距離ですら愛おしいと感じていなければ、どこで幸せを得るのか。
ななしさん
痛み入ります。
共感者として、発せずにはいられない小瓶。
とめられないのが恋心。
でも、それをすべて認めてもらえるほど、世界はあまくないのですよね。
距離感をもどかしくも愛おしく思う感じ、わかります。
好き、という二文字を発するだけで、いままでやこれからが
あっさり崩れていってしまうのが、ただただ恐ろしい。
違う人が見れたらよいのですけどね。
星の数ほど相手になる可能性の人はいるはずなのに、
そこを踏み越えられない。
この人じゃないと、って思うと。苦しくなります。
あー、この人じゃなかったんだー。んーでも好きだなー。
胸が痛いけど、このまま好きでもいいかなー。
会えるのも奇跡みたいなものだし、せめてあの人の
目に映る自分は小奇麗にしとこう。
そうだ、今度会ったらあの話を聞いてみよう。
会話できるかな。
少しだけ長く、目を見つめてみようかな。
あとちょっとだけ、近づいてみようかな。
力を抜いて、あのひとと同じ目線でいたいな。
せつないけど、選んだのは自分。
叶わない恋だけど、思いは赦されている。
相手の相手のことは考えないで。(違ったらごめんね)
そのひとのそういう一番にはなれなくても、
いちばん近くで笑ってあげられる存在にはなれるから。
そうすれば、いまのこの恋は、無駄じゃないよ。
そんなあなたを見ている誰かも、いるから。