(蝶になりたい蛾の、近況を面白おかしく伝える練習)
最近外に出てない。
11月29の金曜日に帰省していた北海道から帰ってきた。それでも、あまり外には出ていない。
日課だった筈の「夜の散歩」と言う名の実質走り込みは、二週間と五日で終わった。三日坊主では、断じてない。そんなに走ってない気もするが、三日坊主では、断じて、ない。
北海道の網走ではちょっと雪が積もって、外に出たかったりもした。
しかし、読書に耽った。
別に運動がしたくないわけでもなく、従兄とキャッチボールをしたりした。
しかし読書に耽った。
帰ってきてからは、小学生3か4年程から作り続けているモールの塊、「モールお化け」なるものに着手している。
(モールお化けの写真が見たいと言うそこのあなた!遠慮なさらずどうぞ、みたい!とお返事を。多分運営さんのもと、添付します)
しかしだ。帰ってきて部屋でくつろぐ俺の目の前に、ある変化があった。
ベッドに横たわり、埃(誇り)とカビ(華美)だらけのとても綺麗な、
それでいて懐かしい部屋の空気を肺一杯に取り込み、思いっきり、新幹線もビックリな速度で吐き出した。
(ただのくしゃみである)
体にすこぶる良くない影響を与えるであろうこの部屋と、しなれた仕草は、懐かしくも、何処か愛しかった。
(咳き込みながら)
しかし、しかしだ…何時ものように鼻を啜るわけだが、頭の向きにある見慣れた壁には、見慣れぬものがあった。
「黒い…鼻くそ…」
と言うわけではなく、眼鏡を掛けてよくよく見れば虫の幼虫であった。それも、よくいる、見慣れた奴。
―さあ、ご紹介しよう。此度の小瓶のゲスト、ヒメマルカツオブシムシさんです!
わー!(パチパチ)
えー彼らは成虫時に、花の蜜を食べたりする、とっても普通な甲虫なんですね。
成虫時に。ええ。成 虫 時 は 。
問題は幼虫の時期に御座います。彼らは乾いた動物タンパク…名前の通り鰹節何かを食べるわけですが、乾いた動物タンパク…。
ええ、服なんかも食べて穴を開けていくんです。
押し入れやタンス、クローゼットの防虫剤はカツオブシムシたちから服を守るためのものなんですね。―
…がさも当然の如くそこにいた。
Oh, shit!
えー、不肖めの小瓶を飽きもせず読んでくださった方なら、記憶の片隅に、カツオブシムシが私めの部屋にいたことをご存知だと思います。
ご存知ない方がいても話は進めますが。多分、そやつが産み付けた卵が孵ったのでしょう。
明らかに沢山の服(利益)をかじり、貪ったであろう、悪徳商人がごとく肥えた体と艶。(そこ、芋虫幼虫は皆同じとか言わない。言いたいことはお返事でお願いします。受け付けないときもありますが。)
体に食べかすを付けて、まあ一服。といったところだろうか。
すかさずトイレットペーパーで包んで流してあげましたよ。ええザーボンさん。ホッホッホ。
被害状況の確認はしていないが、冬なので越冬のため(カツオブシムシは幼虫で越冬します。蝉みたいな長い幼虫期間です。)暖かい場所を求めていたのだろう。
そうしてこの部屋の主に移動した姿を見付けられた間抜けめ!
運がなかったな!この部屋は暖房なんて使わないから暖かい場所は本のわずかに限られているのだ!ブワハハハハ!
この部屋から移動しようとしたその時が御主の運の尽きよ。
まあ、彼らも生きるために人間を利用しているだけなので、謂われなき死。です。
ごめんなさい。デス。
でっ、でも、あんたが害虫なのが、お気にの服に穴開けるのがわるいんだからねっ。
ええ。マジモンですよ。奴等は。
因みに、ダニの死骸、所謂埃やカビなんかを餌にしたり、服についた汗や染みついた箇所なんかを優先して食べる傾向があるそうなので、気になる人は部屋家の清掃清潔を心掛けてね☆
白いものや高級な服は特に気を付けて!
恐らく春夏秋でしょうが、外出時や洗濯物を取り込むとき、成虫が着いていたり、卵が産み付けられてたりすることが考えられますんで、
バッサバッサと払ってから(それくらいで卵、成虫のどちらも取れるそうな)家に入る、洗濯物を取り込むなどをしてくださいな。
こうして、俺たちの大晦日ウォーズ(おそうじ)が、始まる。
(打ち切り)
PS.帰省の間含めて一週間くらいそってない顎ヒゲの中に茶色、銅のように輝くヒゲが生えてきました。
何かの色素が抜けてるんでしょね。耳たぶ毛はあんまり代わり映えしません。
ああ、宝くじあたんねーかな。(ダラダラ)
ちょっと書き足りない気がする。そこは何時も長いので、良いことかも知れなくもないような気もしないでもない。
蝶になりたい蛾
追記
要望があったのでモールお化けの写真を添付します