自分の体を傷付けてしまう人へ。
自分の体を傷付けそうになっている人へ。
表現力の低さにより長い上読み辛いと思いますので、もし見るなら予めご了承下さい。
俺も自傷をしていたけれど…
何時しか始めた切っ掛けを朧気にしか覚えていない。
だけど、記憶じゃなく、心に深く残ってることがあるんだ。
自傷がバレて、親に見つかって。
その時は、頭が真っ白で、自分が何を考えているのか。
自分が何をしているのか、何を話しているのかが解らなかった。
ただただ、ぼんやりと、流れに流されていた。
あの時何を言っていたのか、何をしていたのか。
今でもよく、思い出せない。
流れに流れて、気が付いたら母と医者らしき人にカウンセリングを受けていた。
受け答えも、殆どしなかった。母ばかりが医師と喋っていた。
すると、腕を捕まれて、医師に母が俺の火傷痕を見せる。
マッチで何度か焼いた手だ。
あの瞬間は、凄く苦しかった。
俺のことを思ってくれての事だろうが、母は苦々しい顔をしていたし、
何より何故。いきなりそんな事をされたのか納得がいかなかった。
抵抗して振りほどこうとすれば、簡単に出来ただろう。
だが、そんな事をすれば母が傷付いてしまうのではないか。
苛立ちもあったから、反射的に殴り掛かりたい位でもあった。
気持ちが顔に出そうになるのを、必死で堪えるしかなかった。
そこから先の事も、よく覚えていない。
頭を真っ白にさせて、何もしないように。
自我のない人形のように、何も考えなかった。
気が付いたら家に帰ってきていてそのまま流されるように、
ただ寝て起きて、拒食気味になっていった。
その後ふとした瞬間にどうにかなりそうになって、頭を殴り付けたり体を引っ掻き回したりしていた。
いつの日か、痛くもない筈の頭が突然痛くなった。
ただベッドの上で悶えて、呻き声を出すしかなかった。
一人一人。
自傷の理由と手段は様々だろうけど、本当に体を傷付ける必要があったんだろうか。
体を傷付ける必要があるんだろうか。
死にたくて、死ねなくて。
傷付ければ傷付ける程、自傷に依存するようになって行く。
そうしていつの間にか、出口を見失ってしまう。
捌け口が自分だからいいんだ。俺はそう思った。
自分以外傷付かないならそれでいい。
これは自分にとっての受けなきゃならない罰だ。
そう思った。
だけど、体が悲鳴をあげたんだ。
頭が痛くなったように思えたのは、体の悲鳴だと感じた。
結局の所は自分ではなくて、自分という体を。
別のものを傷付けて、内側が傷付いて。
他のものを傷付けることに、嫌気が差して自分が傷付いてるのに。
自分の内側がボロボロになっていく痛みを、外側を傷付ける事で埋めようとしてさ。
自分で自身を傷付けてさ。
そんなんじゃ、埋まる筈がなかったんだよ。
そんなんじゃあ、苦しみが消えるわけなかったんだよ。
解っていた筈だったんだけどね。
俺よりも、苦しんでいる人は居るだろうけど…
比べるんじゃなくて、死にたいとかじゃなくて。
苦しみを更に作り上げて、本当にそれでいいの?
自分からつみ重ねていって、本当にいいの?
…真剣に悩んで、苦しみ抜いて、どうしようもなくて。
そうして自傷を選んでしまう事があるのは、解っているつもりです。
けれど、自傷は麻薬に似ているんじゃないだろうか。
すればする程中毒のように、止め辛くなるんです。
しがらみから解放されるのは一時的で、結局は原因の解消にならず、
再びストレスのピークとなれば、手を伸ばしてしまう。
現実と向き合うのは凄く、痛くて苦しいことだけど…
それでも、少しでも前に進まなければ泥濘にはまるばっかりです。
俺は、自傷することをすぐに止めて欲しいとは思いません。
自分の経験則というのが頼りないのですが…
すぐにどうこう出来るものではなかったからです。
自分の中で行為が、心の支えに加わっていたんですよ。
兎に角直ぐ止める、のは、自分では勧められません。
自傷に手が出掛かっているなら、止めはしません。
俺がとめるのではなく、あなたが止めるのだからです。
ですが、自傷するとしたら、苦労する事だけは伝えます。
もし今苦しみの最中にあるなら、更に苦しみを作るようなもの。
いざ止めることにも苦労しますよ。
…もし、自傷をやめたくなったら、し始めた頃を思い出してください。
あの時自傷を始めて、積み重ねていったように、
少しずつ「しない」ということを増やして下さい。
しない時間を積み重ねていってください。
たまにしてしまってもいいんです。
自傷していた時は、「しない」時間もあったでしょうから。
そんな事で積み重ねは崩れませんから。
「しない」ことを増やして、「する」ことを減らして下さい。
その、しない時間を自傷以外の何かで。
本の些細な、身近に出来そうなことで、ちょこっとずつ埋めてください。
過去に読んだ漫画や本を読み返してみたり。
ラジオや音楽を聞いてみたり。
自分が笑えそうなギャグを真剣に考えてみるとか。
家にある人はネットとかゲームじゃなく、一人オセロや将棋、チェスをしてみたり。
自分の足の裏をくすぐってみたり。
「馬鹿馬鹿しい」と思った方は、鋭い!
自分で馬鹿馬鹿しいと思えることを、してみてはどうでしょう。
…俺は医者でも何でもないので、これを当てにしすぎないように。
因みにカウンセリングは初回以降受けずじまいでした。
出来れば生きる自分の、枠に幸せを見出だして欲しい。
死ぬまでに、少しでも心からの幸せがあることを願います。
蛾蝶
名前のない小瓶
33379通目の宛名のないメール
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お返事が届いています
ななしさん
ありがとう
そーだね…「する」時間の事考えてみようかな
ななしさん
俺もしてました。
今はやらなくなってから大分経ちますが。
俺のはストレス発散の手段の一つでした。
する。しない。ではなくて
必要か。そうでないか。だと思います…
自傷をする前って、ただ単に
必要なかったんだと思う。
でもしていたあの頃は必要だった。
だから現在進行のみんなは
今必要ならそれで良いと思う。
無理に我慢する必要ない。
でもね、ひとつ言えるのは
出来るだけ人目につかないところならベストかな。
所詮この世は見た目だから。
第一印象で決まってしまう。
今でも職場の健康診断とかで採血の時に
看護師さんに悲しい顔される。
人の目なんて気にしないって思ってたあの頃。
本当に、本当に好きな人が出来て
説明するのが辛かった。
裸で向き合ったとき、傷跡を見て泣いてる彼女がいた。
切らないって約束して破ってしまった。
結果、最愛の人を失った。
あの頃の自分を否定したくないから後悔はしないが
ただ、戻れるなら
約束を破ってしまう前のあの日に戻りたい。
自傷をしなくなったのは多分この日から半年後くらい。
別れて数ヵ月は本当にこんなに涙って出るんだぐらい
沢山ないて沢山切った。
失恋して自傷をするようになった人も多いと思うんだ。
心の傷も腕の傷も完全には消えないけど…
時間だけが解決してくれることもあるんだ。
嫌なことがあったら逃げていいんだ。
とにかく逃げて。
何かを変えたいと思ったら
周りが変わるのを待つより
自分が行動して変える方が早いから。
周りには期待しちゃダメ。
強くなろう。みんな一緒に。
ななしさん
ありがとうございます…。あなたの言葉一つ一つが心に響きます。
私は今までリスカを繰り返してきました。
腕には何十本も傷跡が残っています。
確かに中毒性がありますね。
辛くなっては刃物を握りしめて泣いていました。
でもそんな悪循環は、もうやめにします。
辛くなったらぬいぐるみをしっかり抱きしめて、泣きます。もうリスカはしません。
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
蛾蝶です。
あーっと、追記ですが、宛メ内で「苦しい」とか「自傷」とか、
その他諸々検索してみることもお勧めですよ~。
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
また小瓶主の蛾蝶です。
お返事ありがとうございやっす!
なんと言えば良いか…
俺のは、体験と、それに直面した時。
あくまで、こういうのもあるよってな心構\\えみたいなものなんで。
三通目の方が決心された後に書くのもどうかと思いますが…二通目の方が言われているように。
自傷が自分の内で逃げなら、本当に辛い時は、してください。
してしまってもいいですが、その時は決して自身を責めないであげて下さいな。
ななしさん
多分、「周りと合わせられない」のがコンプレックスになってて、切っちゃうのかなと思います。自分含めて。
良い子になりたい、自分なんかいらない、そういう気持ちは周りと調和が取れていたら生まれてこないだろうなー…と。
その一点だけでも緩和できたら、少し楽に考えれる様になると思います。それだけでもその人にとっては大きな一歩じゃーないかなって。
個人個人色々あるだろうから
何とも言い難いけれど、
ゆっくりがんばれ!
NUGER
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。