木の枝を組み立てて作った案山子が
子供の声で泣き叫びながらボキボキ折れていく
全部折れてしまって布切れかぶった
木の残骸になっても
「お父さん」もしくは「お母さん」(どっちだっけ)を
連呼して泣き叫ぶ声はやむ気配がない
そしたら今までそれを
呆然と見ていた体が動いたので
後ろにあった扉を開いて走って逃げる
自分がいたのはドラクエに出てくる
お城みたいな面倒くさい作りの建物らしく
道がまったくわからない
闇雲に走ってはみるけど
子供の泣き声は全く遠くならない
しばらくしたら
エレベーター的なのをみつけたので
ボタンを押し間違いそうになりながらも
1階のボタンを押す(元々3階くらいにいたらしい)
エレベーターが閉まって
しばらくしたら突然やんだ泣き声
終わった?と安堵して顔を上げたところ
エレベーターの天井が、白かったのが
血が染みてきたみたいにじわっと赤に変わる
やがてエレベーター全体が赤色になって
特にその色が濃かった天井が濡れた紙みたいに
ぐにゃっと曲がって穴が開いて
その瞬間に目が覚めました3時半でした、
ちゃんちゃん。