4月から働き出す私に、両親がお金の話ばかりするようになった。食費や家賃は払ってもらうとか、そんな話。
私だって、今まで自分が一生懸命働いて育ててきた子供が働き出すならやはり家計を助けて欲しいと思うだろう。当たり前だって分かってる。けれど、あんまりお金の話ばかりするから不安になって、「お金のために私を生んだの?」と、聞いた。当然「そんな訳ないだろう」って、言ってくれると思っていた。
でも、違った。お父さんは、「正解!」と、笑いながら言った。お母さんは、何を誤魔化したいのかただ曖昧に笑っていた。
ショックだった。「冗談だよね?」と、聞き返す勇気もなかった。怖かった。今までの両親の愛が信じられなくなりそうだった。私の存在理由も急に分からなくなった。
私はちゃんと分かってるはずだ。両親は毎日私の為に働いてくれてる。ご飯だって作ってくれてる。帰りが遅いと心配して怒ってくれる。私は愛されてる。愛されてるはず。
でも、傷ついた。悲しかった。私を支えていた太い柱が消えたようだった。これからどんな態度で接すればいいのか全くわからない。
ななしさん
同じ大人としてごめんなさい、って言うね。ごめんなさい、ちょっと悪ふざけが過ぎました。
子供からしたら傷つくよね。
私も家には入れて貰います。五万です。何年か後には八万です。つまりは家を出た方が良いってこと。自立です。
主さん、お父さんの言葉をそのまま受け取る必要はないよ。ただ家庭のご事情やお父さんの仕事で大変なんじゃないかと思います。そういうことを子供に愚痴りたい気分。でも辛いよね。
子供が働くって親にとってもひとつの区切りです。学校出させてやれて良かったという安堵はあります。同時に先の見えた大人の悲哀みたいなものもあります。それをぶつけてしまったのかな。あなたへの愛情とは別の想いがシンクロしたのかな。
どうぞお身体労りながらお仕事して下さい。
冬