幼なじみの親友がハタチの誕生日を迎えました。
私は正直、まだ大人になんて全然なりたくない。
17歳の誕生日までだったかな。年取るのが嬉しかったの。
18、19歳の誕生日と、複雑な心境で。
今日、親友がハタチを迎えて、いよいよか…って怖くなった。
大人、社会、生活、仕事、行く末は老後…
色んなものが不透明で不可解で、怖い。それなのに平等に、時間だけは流れる。
小学生の頃、中学生、高校生になった自分を想像することができなかった。
けど、未来に想いを馳せてワクワク。
そして明日は何して遊ぼうかって、毎日がキラキラ、ワクワク。
いつか空を飛べるようになるんじゃないかって、超能力の存在すら信じられていたあの頃。自分だけは何か特別な力を持っていたりするんじゃないかって思えてた。
やっぱり、未知って魅力なんだ。知りたい!は原動力なのに、知ってしまえば色褪せる。景色がかすんでく。
知りたくなかったもの。見たくなかったもの。多いね、この場所は。
自殺。他殺。病死。事故死。自然災害。寿命。
絶対、この中のどれかの死因で死ななきゃならないんだよね。私達。
どんなに努力して生きても。あ、自殺以外選択すらできないんだから選択肢でもないのか。
個性が重んじられてる世の中なのに、人間のこの終幕のバラエティの少なさね。
人間ってなんなんだよ。なんて思ったりね。
それでも生きていかなきゃいけないってわかってる。
命は巡って、役割は変わっていくもの。頭ではわかってるけどね。
自分がハタチになる前の、ちょっとした弱音でした。