くだらないよ
どこでうまれてどこでそだって
本当にくだらない
それですべてわかったつもりになって
あなたが何を言ってほしいかわかるよ
でも死んでも言わない
わたしは少なくとも
あなたを満たすために生まれたわけじゃない
許せない
ゆるせないゆるせない
きたない
あの人の声がこだまする
からだにこびりつく
脳に泥が染みこんでんだ
あなたにかまってる暇はない
もうこれ以上染めないで
近寄るな
きたない、きたない
ゆるせない
あの人と同じことばを
幾度となく飲み下す
信号の点滅が終わったら
渡ってるひと、みんな毒沼におちて死ねばいい
そう呟いた幼いわたしを
この世が終わらないなら せめて許して