あるカバンが欲しくなった。
欲しくて欲しくて堪らない。
でもそのカバンは私のお小遣いではちょっと高いし、
小さい子が居る私には使い辛いものなんだ。
でも、でも、すごいかわいい、欲しい。
こんなカバンも買えない私って不幸？
いや、そうじゃないんだ。
気付いてないだけなんだ。
私には尊敬し愛する夫が居て、
天使みたいな女の子が居て、
暖かい家があり、毎日ご飯も食べ、
そして仕事があり、趣味もあり、
人生の師のような、そんな人もいる。
友達も多くないけど居る。
私は持ちきれないくらない持っているんだ。
世の中には、私が持っているものを一つも持てない人も居るのに。
そう気付いた時、カバンへの執着は消えた。
今は必要無いんだ。
でもいつか、素敵なカバンを持って、
おめかししてお出掛けしようね。
私自身との約束。
子育て家事お仕事頑張りましたねって、
いつか胸を張って自分を褒める日のために。
その時あのカバンを買おう。
大切な約束！
そしてもう一つ大切な約束。
家族も家も、食べる物もない人たち、
心の弱っている人たちのために、
自分から行動してみよう。
少しでも良いから積み重ねていくんだ。
あの時やってみて良かったな、そう思う日が来る。
私は信じている。
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