もういい大人なのに…馬鹿みたいだと、絶対叶わない夢だと分かってる。
でも、未だに捨てられない夢がある。
シンデレラ、白雪姫、いばら姫にラプンツェル…
童話の女の子の大半は王子様との幸せを手に入れている。
人魚姫みたいに悲劇で終わる場合もあるけど、それまでは王子様と幸せな時間を過ごすことが出来た…。
そう、私は童話のヒロインみたいに王子様や運命の人と出会って、愛し愛される…例え最後がハッピーエンドでもバッドエンドでも、1秒でもいいから
王子様と幸せになりたい。お姫様になりたい。
でも、無理。
だってブサイクだ。
頭がでかい。髪は癖っ毛。白髪混じりで酷い黒髪。肌は色黒で足も太く、ムダ毛処理は必須。
胸もないし、背も低い。顔なんて自分ですら鏡を叩き割りたくなるほど最悪だ。
全身がブサイク。ヘアアレンジしても化粧してもダメ。何やっても可愛くない。綺麗になれない。
かわいいと言われた幼少期の面影が何処にもない。完全に消えた。
かわいかったとしても無理だ。
だって子供の時知らない人に無理やりされそうになった。体を触られて男性のアレを触らされた。
もし、私のことが好きだって言ってくれてもこのことを知られたら嫌われるに決まっている。
汚いって拒絶する。
だから私には王子様も運命の人も存在しない。
それなのに、それでも待ち続ける私はどうしようもない馬鹿だ。
幻想なんかに囚われた可哀想な人間だ
こんな夢、いつになったらすてられるのかな…?
ななしさん
夢は捨てなくて良いと思います。
小公女にこんな言葉があります、
「私はお姫様。全ての女の子と同じように。小さな古い屋根裏部屋に住んでいても、ボロボロの服を着ていても、見た目が良くなくても、賢くなくても、若くなくても、私たちはみんなお姫様なの」
女の人ってそういうものだと思います。
子供の時の事は好きな人に言わず心にしまっておきましょう。
貴方の所為じゃないし、貴方は何も悪くありません。汚いはずありません。
汚いのは貴方じゃなくてその男です。汚いのは性犯罪者だけですよ。
子供の頃の貴方と今の貴方は何も悪くないんです。過去に怯えて好きな人と幸せになれる将来を諦めてはいけないです。
貴方の好きな人には知られないし、知らないでおいてもらいましょう。
その気持ちを幻想じゃなくて現実にしませんか?
待ち続けているだけでは、ただ歳を取っていくだけです。現実は物語では無いので待っているだけでは、王子様は貴方を見つけてくれる事はありません。
自分が好きになれる、好きだと思える男性が貴方の王子様です。
そういう人を自分から見つけるために出会いを探す事も必要です。自分から探して見つけるんです。
そうしたら、きっと必ずいます。
きっと必ず直ぐに出会えなくても、好きになれる現実の男性が貴方にとっての王子様になります。
幸せになる事を手放さないでください。
子供の頃の貴方も、今の貴方も、癒され幸せになる時が来てほしいです。
そうしたら子供の頃の貴方も喜ぶはずです。
小公女の言葉のように、どんな過去があってもどんな姿でも幾つになっても、貴方もお姫様ですよ。