大好きな先生にもう会えない
卒業してしまった
そんな実感も湧かないまま
ただただ日々を過ごしています
先生へ
ずっと、好きでした
入学してから三年間
先生だけを見ていました
授業を真面目に受けたのは、先生の姿を目に焼き付け、言葉を聞き漏らすまいと必死だったからです
テストを頑張ったのは、先生に褒めてもらいたかったから、そして失望されたくなかったからです
放課後毎日居残り勉強してたのは、先生が見回り当番で来ることを期待してたからです
部活に一生懸命だったのも、先生が顧問だったからです
私の高校生活は、全て先生のためにありました
先生のことしか考えられなかった
後悔はしていません
はじめはただ容姿に惹きつけられ
その後授業が上手で、話も面白くて、尊敬の念が生まれ
関わりを持つうちにその優しさと気高さに心を奪われました
大好きな存在のために生きた三年間は
辛いことも多かったけど
本当に幸せでした
先生と同じ大学、同じ学部に合格出来ました
たくさん悩んだのちに
結局同じ進路を選んだその時は
何も迷いはなかった
でも今は
同じ道を辿れることが嬉しいはずなのに
なぜか虚無感に満ちています
先生がいない世界で
これからどう生きていけばいいんですか?
どこを目指せばいいんですか?
同じ授業をとって、同じサークルに入って
追いかける事は可能だけど
そうしたところで
大好きな先生にはなれないし
先生が私を見てくれるわけでもない
気づくのが遅すぎました
恋愛的に好きなだけでなく
人として大好きな存在
いつまでも見ていたかった
何度でも考える
なんで私は生徒で、先生と同性なんだろうって
同年代で、異性だったら
どんな手を使ってでも振り向かせて見せるのに
そうしたら
こんな風に悩むこともないのに
先生と交わらない私は
ただひたすら追いかけることしかできなくて
追いかけても追いつかなくて
どんどん自分が嫌になって
卒業式の日
言うか迷って
結局言えなかった言葉
先生、ずっと前から好きでした
何度も、私が男で先生と同い年だったらって思いました
私の好きは、そういう好きでした
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