名前のない小瓶
つらい思いをなされましたね。
私も、あなた様と同じようなことを父親に言われたことがあります。
塾のテストで、満足のいく点数が取れなかったとき。
父親に叱られたときに、父親の満足のいく返答ができなかったとき。
「高校に行かなくていいから、中学卒業したら出て行けよ。援助は少しはしてやるから一人で暮らせ。」
そのほかにも、
「俺、お前と暮らすのもう限界かもしれない」
「お前のこと殺すかも」等。
今日に至るまで、あなた様は様々なことに耐えて、我慢し、自分を押し殺してきたのだと思います。
そんなことを親に言われて、辛くなるのはあたり前です。
「邪魔だから出ていけ」という言葉。
無責任で、心を深く傷つける言葉だと思います。
そこで、あなた様にお伝えしたいことがあります。
我慢をしないでください。
偶然二人の会話を聞いてしまったこと、悲しかったことや今自分が思っていること、全部ご両親に伝えてみてください。
直接伝えられそうにもないなら、手紙でも、メモでもいいのです。
伝えても、逆に何か言われたり、さらにひどい言葉を言われたりするかもしれないという不安があるかもしれません。
でも、何を言われたって、あなたが気にする必要はないのです。
だって、人は言われないと分からないのですから。
本気がこもった思いは、遅くても必ず人の心の響きます。
「打たないシュートは入らない」
こんな言葉を耳にしたことはありませんか?
シュートを思いとして考えてみてください。
「伝えない思いは伝わらない」のです。
縁を切るのは、今ではないですよ。
今はつらい時だと思いますが、これを乗り越えられたとき、きっとあなた様の胸には幸せが溢れています。
さあ、勇気を出して一歩踏み出してみて。
あなたの人生はあなたのものです。
自分に自信を持って、前に進めばよいのですよ。
あなたは一人じゃないのだから。
長文失礼致しました。