人に助けを求めすぎて疲れてしまったよ。
いつしか「助けて」なんていってる自分が
惨めっていうか情けなく思えてきた。
そして僕は思ったよ。なぜ人に弱い自分をさらすのか。
そしたら喰われてしまうんじゃないか?って。
助けに来てくれたはずの人間が
もしかしたら僕を潰すかもしれない。
そしてあざ笑って言うんだ、「君は弱いな」と。
こんな僕はきっと人間を信用できていないのだろう。
そりゃあたりまえだよね。
人に何度も裏切られたのだから。
血のつながりがある”家族”ですらも。
僕はこのとき思ったんだ。
この世界で自分を守れるのは自分だけ。
だから僕は自分を守るナイトになろうって。
そして仮面を被り自分を隠し
優しさっていう弱さを捨てて君たちに言う。
『僕は君たちより強いんだよ』ってね。