真っ暗な部屋でゲームして、さて寝るかとヘッドフォンを外すと
ズルズル…ズルズル……
布を引きずる音が…
ぺた…ぺた…ぺた…ぺた
足音はどんどん大きく
ここまでやと怖いんですけど、まあ足音の正体わかってると怖くないんですよね。
初めて体験した時は
「これあかんやつや(´Д`ノ)ノ」
って思ったけど、これ妹ですねはい
多分兄貴(21)は隣で動き出した妹にも気付かず夢ん中です。何のために一緒の布団で寝てるのやら
「寒くなってきたし、うっかりその辺で寝ても大丈夫なようにつくりました!!」
掛け布団を改良して袖を付けたものを自慢気に出してきた兄貴を思い出す。
その辺で寝んように見張ればエエんやで
妹(15)にはちょっと大きいようで、時代劇で見たやつに似た状態。
母親無し、ずっと仕事の父親、アホの兄貴、夢遊病の妹
今日も可愛い妹を背負ってアホの隣に運ぶ。昨日はちゃんとキャッチできんくて妹の肩に痣できたし、今日はちゃんと起きて待ってた。とうとう寝たきりではなくなった母ちゃん。妹は貴方を探してます
がむしゃらに働いてる親父、妹は玄関で貴方の帰りを待ってます。
兄貴は可哀想やと泣いてます
迷惑かけてごめんなさいと妹も泣いてます
俺はいつものペースです。アホにツッコミ入れて、妹に世話焼いて
でもちょっと寂しいです。たまには早く帰って皆でご飯でも食べようや