久しぶりに
息が止まるような
目の前が暗くなるような
そんな気持ちになった
弱い自分が苦しんだ
冷静な自分が必死でなだめた
いつも前に出ているバカキャラの自分は姿をくらました
表情にまわす余裕はない
涙はでなかった
一瞬でひとりぼっちになった気がした
本当は僕は一人だったんだって思った
思い出すのは
世界の色はなくなり
生きる力が消えてしまうような痛み
僕の演技がわかったからって
種明かしをしなくたって
みんなどうせわかってる
それなのに
何で僕を傷つけるの?
僕が気持ち悪いって
僕のこと死んでほしい消えてほしいって
あのときの人たちみたいにそう思うってこと?
ぼくはあのときの人たちを忘れて
高校では打たれ強くなるように
バカな自分を作って一番前に出しているんだ
なにも知らない君は
ぼくがその一言でどれくらい傷ついたか
わからないだろうけど
ぼくは恐怖を感じたんだ
痛かったんだ
ぼくは弱いんだ
バカだからわからないって壁を作らないと
生きていけない弱虫なんだ
自傷癖があるなんて思えないだろうけど
ぼくはそれくらい弱いんだ
痛みを溶かす方法を覚えちゃったから
ぼくは満足に涙も流せない
ぼくは君じゃないから
君が僕に何を思ってその言葉をかけたかはわからない
でももうぼくは君のことを
友達だなんて思えない
ただただ恐怖の対象として君を見る