僕の生き辛さについて
いつも酸素が足りてないみたいに苦しさが纏わりついてる
呼吸が拙いからか空気が薄いからなのか
足りないものを探してみるけど
ずっと昔から続いているからかな
どうしようもないぐらい罪悪感がぬぐえない
何もしてないのに痛くて堪らない
でも歩き出しても後悔が溢れだしている
嫌な記憶だけが永遠にレイトショー中
目についた理不尽の全てが許せない
部屋の隅で引きこもっていたって僕の手は汚れている
気がしている
僕は僕の事を消してしまいたい
多分
多分なんだけど
それは間違いで
ありもしない妄想で
気の持ちようで人生はすばらしい
すばらしいんだ
だけど僕は自分を罰する事をやめられない
自分の中に骨が入っていないみたいで
くらげの体じゃ波にさらわれるだけだ
あんまり身体をかえりみた動きが出来ない
出来れば何かと交換で死にたい
猫でも子供でも何か庇って死にたい
怖いのは自分が死んでしまう事じゃないって気付いてる
本当に怖いのは醜い自分を
どうしようもなく弱い自分を
誰に気付かれること
何かを助けるほどの英雄なら
もしかしたらみんな愛してくれるかもって
それならみんな許してくれるかもって
無邪気に信じているんだ
愛とか恋とか友情とか絆とか
安い言葉に耳をふさいだまま
分かったような顔をして
意味も分からない難しい本を読んで
分かったように悲しそうな顔をして
愛してほしいって
その安い言葉を誰よりも望んでいるのは
ずっと音も出さずに叫んでいるのは
僕なんだ
もう立ち止まってもいいよと
何も考えずに眠っててもいいよと
優しく抱きしめてくれたら
そんな事起こるはずないんだ
本当の気持ちを全てから隠そうとしているのに
本当の気持ちに気付いてほしいなんて無謀すぎる
許してほしい
許されないのは分かっているけど
嘘つきのままで
安心が欲しいだけで
みんなに与えてきたものは
そういう善意じみた包装をしただけの
ただの押し売りで
自分を切り刻んで
頑張っているって気付いてほしくて
そんなの意味ないよって
自分だって分かっているけど
誰も救えず
自分も救えず
全部嫌になって
全部忘れてほしくて
出来るだけ気付かれないように
せめて強がりの仮面だけは外さないまま
また一人ぼっちに戻るんだ
でも、それでも生きていたいと思ってる。
自分が鈍感すぎるのかもしれないけど
さよならだけが人生なら
もうおしまいにしようって
何度も問いかけるけど
何時までも続けているのは
世界の暖かさを多分まだ信じているから
夕陽の美しさを知っているから
ロックンロールの魔法がまだ解けないから
例え真っ暗闇で子供みたいに泣いている時でも
同じように苦しみながら危なっかしく歩く人たちの
その行先にほんの少しの明るさを感じるから
本当の顔を晒すことは今は出来ないけど
自分の足音はまだ全然おぼつかないけど
ほんの少しの光は消えそうかもしれないけど
まだ信じていてもいいよね
あともう少しだけっていいながら
ずっと生きていてもいいよね
いつかまともに息が吸えるようになったら
うつむいた顔を上げ少し笑って
遠くの誰かに手を振り返せるように
そういう夢。