昨年、馬鹿みたいな旅費を払って南極に行った。
アムンゼンとスコットの気持ちを感じたくて。
単に極点を目指したアムンゼン。
観測データーや、標本を集めて極点を目指したスコット。
一番乗りはアムンゼン。
スコットはわずかの差で、二番だった。
失意の帰路で、ブリザードに襲われ次々隊員が死んで行き、食料も足りない。
そんな時、ある隊員の誕生日に、彼は姿を消す。
皆のために死を選んだ、食料のために。
しかし、全員が死んで、救援隊が到着した時、テントには大切にされた手紙と日記が有った。
遺された家族を助けて欲しいと、死ぬ前日まで書かれた日記と、アムンゼン隊が帰路で全滅した時のために、一番乗りを証明する手紙を二番手に預けたのだ。
スコットには敗北の証明書を、彼は大切にしていた。
冒険家の誇りとして。
スコットのデーターや標本と生き様は、世界から賞賛された。
先日には、ポーランドでアウシュビッツ収容所に行って来た。
列車のホームに立つと、死に対して考えた。
人生の終着駅。
私は死ぬ権利を認める。
しかし、死に方が大切だと思った。
人の本性は、死に際、負け際、別れ際に出る。
誇りある、潔い、価値ある自殺。
そんな人達と同じ空気を吸って思った。
死にたいという小瓶を読んで思う。
生きる以上の、価値ある死も有るのだと。
長文で済みませんでした。
まりちゃん
アムンゼンとスコット,
だれやねん!と思い、安易にウィキペディア。
ウィキペディア程度の情報を読んだ程度でも
気持ちがキリッ!・とするのは
余計なものが削ぎ落された心根(こころね)が
そこに見えたからかもしれません。
小瓶主さんにとって、きっと意味のある旅行だったのだろうと
通りすがりながらも伝わるものはあります。
なんとなく、以前とてもご苦労されていて
見事に復活された方の(自力再建)
小瓶ではないかと思っています。
元気そうで良かったです。
心より!