名前のない小瓶
水底に堕ちるのなら自分の腕で水面まで泳いで行かねばならない
いつまでも差し伸べてくれる手を待ってなどいられない。
そんなことしている間にも人は人と繋がっている。
恐くても恐くても、
それ以上に孤独を恐れるなら自から人の輪に入らねばならない。
人間はひとりでは生きていけないけれど
ひとりの人間を助けられるほどの余裕はない。
寂しいなら真正面から人にぶつかっていかねばならない。
分かってほしいなら、
自分の口で全てを話すしかないのだ。
はじめは表面上の関係でも、いつか本当に大切になる人が見つかると思うのです
ただただ待つだけの人間には、差し出される手にさえ気付かないと思うんです