生きていていいのか、疑問で仕方がなかった。子供の時からずっとそうだった。いつか治るものだと思っていた。いつか自信が持てるようになって、考えなくなるものだと思っていた。
よくわからない。カウンセラーに行った。生まれてから、三歳までくらいで、そういう気持ちとは折り合いをつけるものだと聞いた。親から愛情とか、そういうものを三歳までの間に得られるかどうかで決まる、ただ、その愛情の量は人によって変わる、とかなんとか。私は子供のころから親の愛情みたいな何かが不気味で仕方なかった。男なのに、かわいいだなんだとはやし立てる親が不気味で仕方なかった。そういうことをカウンセラーに言ったら、愛情を受け取るレセプターみたいなものが、ないのかもしれない、といった。要するに普通の人よりも、本来的に何かが足りないらしい。
学歴だって大したことない大学にいる時点で、僕の価値はないのかもしれない。よくわからない。経験は多く積んだ、積むように努力したけれど、それが役に立っているのかわからない。いないほうがいいのかもしれない。実際僕がいなくても、だれも困らない。いないほうがいい
友達なんていらない。いないほうがいい。みんなは僕と話しているとき笑っているけれど、腹の内で何を考えているかなんてわからない。きっと僕はいらない。いないほうがいい。消えたほうがいいのに、何しているのかわからない
ここで愚痴を吐き出して何がよくなるのかわからない。黙っていても変わらないなら、黙っているほうがいいのに、どうしてキーボードをたたいているのか、自分の行動の意味も分からない。
一人になったほうがいい。自分がかまってちゃんなのか、ただ愚痴りたいだけか、自分自身がわからない。どうせいらない。よくわからない。死んだほうがいい。消えてしまったほうがいい。
せっかく一人暮らしで楽になってきたのに、これじゃ前と変わらない。何も成長してない。私は死んだほうがいい存在だったのに。もうめんどくさくて仕方ない。死んでしまいたい。
カウンセラーには病気ではないといわれたよくわからない僕の中の存在がいう言葉が支えになって生きているけれど、こんな生き方に意味はない。だったらもう死んだほうがいいように思う。よくわからない。あの人がいうことはやさしいけれど、僕が本質的に変われるのかわからない。改善しないと、僕はずっとこのままかもしれない。それが一番怖い。だったら死んだほうがいいんじゃないのか
なんでこんなことしているのかわからない
もうわからない