薄れた思い出 今更なんなの
寂しいなんて 嘘つかないでよ
そんな気がある フリは止めて
気付いてる 此処は夢の中
私が綺麗にした貴方
あの頃と変わらない教室で
またその笑顔 鋭い目で悲しげに
「素直じゃなくてごめんなさい」だなんて
まあ都合の良い妄想で
一方通行だと分かっていました
転がされているのも知っていました
けれど答えを聞く前に
切ってしまったのも私でした
少し悪い滑舌も
外国人みたいな手癖も
意外と覚えているものね
憎くも愛しく想うのね
全てに貴方を映します
何年続いた事でしょう
せっかくこの頃隠れてたのに
化けて出て来て嫌がらせかしら
拝啓私は元気です
重い病気を抱えてます
恥ずかしながら私めは
まだまだ忘れられません
あの人の影を見つけて恋をする