いまになってやってくるどっさりとした痛み…
ながいながい恋を不思議なくらいにあっさりと打ち明け。
簡単に終わってしまって。
あの日はたくさん話をしたな。
諦めていたし、元々お互いに、(と私はおもってる)すごく理解している仲だったものだから。
口が滑ったそのままの高揚で、へんにきらきらする夜を歩いた。
こんなにあかるい終わりもあるんだな、なんておもっていた。
夏休みは、私が兼部しているクラブの試合へ行ったり 部がお盆休みだったりと、部活で顔を合わせることはなく。
今日は、久しぶりの部活だった。
みんなに会えるとうきうきしちゃって、前の晩からいそいそと準備をしたりゆっくりお風呂に入ったり。
朝、優しい気持ちで目が覚めた。
いつもはイライラしちゃう癖っ毛も今日は根気よく整えた。
自転車を漕いで漕いで。
朝の街はあつくてまぶしくて。
きみはお休みだった。急用、かな。
そしたらすとん、って力が抜けて、ああ、ずっと会いたかったんだなぁとわかった。
仲良しな同期と喋れても、さみしい気持ちだった。
まあ明後日には学校が始まるからね、そうおもって、
もう終わったんだよ
急に気がついた。
ぼうぜんとして、取り敢えずコーヒー牛乳をつくって、頭がふうっとして、氷を浮かべたそいつをのんだ。
畳に座ると涙が出そうになったので昼寝をした。ものすごく深く眠ってて、おきると頭がガンガンした。
そっかー、もう待っててもこっち向かないんだねー
これからも、いい友だちとしてわかってあげていたいなんて偉そうにおもってたけど、無理だわ笑
夏が、終わっちゃうなあ。
とうとうこの、辛さに追いつかれてしまった。
何度もこのひとの話を流した気がします。。。
今回も読んでくださったかた、ありがとう。