とりとめのない話ですが、周りには話せないことなので書いています。
いま帰省帰りの新幹線に乗っています。
家庭に少し事情があり、大学進学のときに親元を離れました。
職に就けたらもう二度と地元には帰らない。必要あらば実家との縁も切る、と心の中では決めています。
今回の帰省は、ここ数年でもっとも穏やかに家族と過ごせました。
トラブルはいつも通り多く、大変でしたが…
それでも今までに比べると穏やかでした。
自分の本心(そのような言動は傷付くから控えてほしいといった内容)を一部受け止めてもらえたこともあり
初めて親に話が通じた気がしたのか、帰り際に思わず「また帰ってくるから」と言ってしまったことに少し動揺しています。
普通の家族なら、よっぽどの理由がなければまた帰るのは当たり前で、困ったときには仕方ないから支え合い、親が老いれば世話をするのでしょう。
私もまたそのように、家族の当たり前の姿を辿ってもいいのだ 戻りたいのだと本当は思っているのでしょうか。
家族が私にできることはもうなく、本来なら私が家族を支える年齢で、親がそれを望んでいることもわかっています。
私は家族を恨んでいるわけではありませんし、今までされてきたことに関して謝罪がほしいとも思っていません。(お金は返ってくると嬉しいけど)
気持ちの上でけじめをつけて、多少の我慢をして親の面倒を見ることは金銭的に可能な限りならできるかも知れません。
しかし今までのことを思うと距離を置くべきだな…という状態で、冒頭のような とにかく地元には帰らないし、必要なら縁も切るという気持ちで(実際はたまに帰るとしても)これからも親とは接するのだと思います。
親との辛い記憶は残るでしょうし、その結果 長い間 希死念慮に悩んでいますが それは私が、必要なら医療者の手を借りて向き合うことです。
この状態にあることを親に知ってほしいとは思いません。彼らは、これでも、精一杯やったのですから これは私だけの問題にしてしまおうと思います。
うちが抱える事情はとても複雑で、また分かりにくく、滅多に理解されません。人に話して好奇の目で見られることは耐え難く、だから多くの思いは墓場まで持っていくつもりです。
たまたま親に向かない人が親になってしまったり、合わない人同士が身内だったり、お互いに不運だったのだと受け止めています。
家族が多少バラけていても皆それなりに何処かしらで生きているなら、それは悲観するようなことじゃないですよね。
私がどんなふうに この記憶を消化したとしても、もう二度と親からの愛を素直に受け取ることはできないし、信じることもできないのだと思います。
これはとても悲しいことで、それでも前を向かねばなりません。
私は恵まれなかったのかも知れませんが、たったそれだけのことで、今後の長い人生が苦しいだけのものになるなら何のために生きているのかが分かりません。
自分で言うことではないですが、苦労して生きてきたので、報われたいです。
書くこともなくなってきましたから今回はこのくらいにします。また思い出したら書きます。
それでは。