ななしさん
言葉が届くって、言われたその瞬間とは限らないです。
時間差で届くこともあります。
母親に勉強やれと言われた小学生時代、うざいうざいと反発していた人が、いざ高校受験の時に「勉強やっとけば良かった…」と後悔するのなんかその典型ですね。
また、覚醒剤は駄目と言われているのに薬物中毒になる人がいるのは、その人は自分の体を傷つけ刑務所に入るという経験をしなければ事の重大さがわからない人だったということです。
届ける人だけではなくて、届けられる側の人にも、受け取れるようになるまでの時間や経験が必要なんです。
だからあなたが今、届かないと思っている言葉や受け入れられない人。
今は「綺麗事」「理想論」「偽善者」などとしか思えない言葉が、後から響いてくることもあるのではないでしょうか。
或いは自分から取りに行くことも出来ますよね。自分と違う考え方の人が、自分よりはるかに幸せそうにしていたら、その違う考え方に自分から近づき、これまで知らなかった幸せのヒントを探したりも出来るわけです。
言葉をもらえるって、当たり前のことじゃないんです。宛メには誰からも見てもらえず苦しい人もたくさんいますよね。あなたの為に言ってもらうってすごく特別です。
今は理解出来なくてもいいから、あなたに飛んで来た言葉は落とさないで、大事に記憶として持っていて欲しいです。心まで届かなくていいから、手に持っている。そうすれば後でふと手を見た時、それがキラキラした宝物になっていることに気づけるかもしれません。