私自身に振り返って話すつもりで、私のことを、書きます。
私は軽度の障害があるけれど、見た目は普通の人と変わらないです。
だから余計にたちが悪いとも言える。
すこし親しくなっても、障害のことを知ると、変な目で見られたり、嫌なことを言われることもある。
コミュニケーションも苦手だから、いじめの対象でしかなくて、学校に通ってた頃はクラスでも浮いた存在だったし、俯いて暗い顔をして、いつもびくびく、怯えるような子だった。
変わりたくて、苦手な運動を始めた。料理を作るようになった。大好きな本の世界に触れて、自分でも小説や詩を書くようになった。わかってくれる友人や家族がいてくれればいい、って思えるようになった。
私なりに頑張って、肥満体だったのに、今はスタイル良いね、って言ってもらえるようになったし、お洒落も好きで、センスが良いね、って褒められることもある。嫌いだった自分の顔も、笑えるようになったら、悪くないじゃない、って思えた。
卵すら満足に割れなかったのに、冷蔵庫にある材料でおしゃれなお弁当や朝食を作れるようになった。
昔は書き始めても完結できなかった小説も、今は書き続けて、完結させられるようになった。人と話せることを楽しいと思うことも増えた。
私ってこういうことも楽しいって思えるんだ、こういうことも出来るんだ、って少しずつ思えるようになった。
顔を上げて笑えるようになるまで、背筋を伸ばして歩けるようになるまで、20数年。ううん、まだ途中だけど、昔よりは成長できてるね。鏡に映る私は、背筋を伸ばして、柔らかな顔で笑ってる。
ただ、今は仕事で自立できずに、両親に甘えてるから、いつかは自分で稼いで、家の近くで、大好きなこの街で、ひとり暮らししたい。
自分の足で立って、両親に、家族に、友人に、恩返ししたい。
恋愛もしたいけど、きっと難しいだろうな、とは思う。
だけど、その分、色んな人と話して、年齢や、同性や異性を問わず素敵な人に出会って、世界を広げたい。まだ怖いけど、分かり合えない人や、心ない言葉を投げる人たちは、縁がなかったんだよね。怖がって、素敵な人たちと出会えるチャンスを逃すのはもったいないよね。
人よりもゆっくりだけど、一歩、一歩、確実に歩けたらいい。それを支えてくれる家族や友人がいる私は、とても温かい居場所を貰えていて、みんなに包まれていて、恵まれているんだなあ、と思う。
みんなに、ありがとう。
そして、色々あったし、正直命を投げ出したいと思うこともあったけれど、踏ん張って、歩いてこられた私に、ありがとう。
こんなまとまりがない長文を読んでくださった方にも、感謝しています。ありがとうございます。