一度で良い、両親から無条件に信用されてみたかったなぁと、最近とみに考えるようになった
欲深い私のことだから、きっと次から次に信用を強請るのだろうと思うと虫唾が走るけれど
『ゆする』『たかる』『せびる』『ねだる』、どのルビを振ってもしっくり来るのだから始末に負えない
なりたい自分になれるなら、そもそもこんな私に成ってはいない
困った時だけ猫撫で声で擦り寄って、必要とされていると錯覚した私が問題解決のために奔走しても一度として私の評価が好転することはなかったのだからこれからもない
だのに、2人から疎ましがられるのを再確認するたびに、私は律義にも傷付く自分を目の当たりにする
前回はどうやって立ち直ったか、いや、『見なかったことにする』ところまで漕ぎ付けたのかも思い出せない
自分の経験にすら学ばず、上っ面だけを整えていたのだと私は認めなければならないようだ
学生時代はそれを自傷で補っていたけれどこの6年間はその衝動との戦いだった
私は、我慢の仕方も覚えていられないらしい
そのくせ、信頼されている妹弟との差を実感するごとにコンプレックスを勝手に刺激し、周りの家庭やドラマなどで家族仲の良いシーンを見るたびに即座に自分と引き比べる
地雷が多いなら自分で対策しなければならないのは当たり前だろうに
魔法少女まどかマギカの言葉を引用する
あたしって、ほんとバカ