私は温かい家族にずっと憧れていました。
一緒に朝と夜、家族で机を囲んでご飯を食べて
何気ない、日常の小さなことでもいいから話をする。
そんなことさえ、私の家族はできたことがありませんでした。
私はもう、社会人になって二年が経ちます。
両親は今も健在ですが、私が小さな頃から夫婦喧嘩は絶えず、いつも一人で震えながら泣いていた記憶があります。
そうして育つうちに、私は私の望む「家族」を完全に諦めました。
しかし最近、突然父が私と母に
「新しい家を買おう」と言い出しました。
恥ずかしい話ですが、
私は生まれたときからずっと賃貸物件にすんでいました。
なので最初は新しい家に住めることが嬉しくもあったのですが
次第に様々な問題が出てきました。
両親の年齢と借りれるローンの額や、父の両親の介護問題、、
ここにはかけないぐらいの問題の数々。
父が悩んでいるのを見かねた私は
「もう勝手にしたら良い」
と口走ってしまいました。
これは「あなたの好きなようにしていいんだよ」と、悩まないでもらうために言った言葉だったのですが
父は怒りだしました。
「せっかく家族をやり直そうと頑張っているのに、勝手にしろとはどういうことだ。」
「家族が同じ方向を向いていなかったんだな。」
「そんなことを言うのなら、お前らも勝手にしたらいい。俺はこの家を出ていく。」
たぶん、私の一言で家族がまたバラバラになりました。
私はただ、普通の温かい家族が欲しいだけなのに。やっぱりいつもうまくいかない。
いつかホッとできる家になると思っていたのに、とうとう叶わずに私は大人になってしまいました。
親の考えや価値観が、私は理解できません。
でも、それでも温かい家族が欲しかった。
小さい頃に諦めたはずだったのに、
中途半端に求めてしまったから、とうとう修復不可能になってしまいました。
今は、ただ孤独と悲しみを感じています。
吐き出したいだけでしたので長文で支離滅裂ですが、少し心が落ち着きました。
このような場に出会えてよかった。
誰にも言えない気持ちを吐き出せてよかった。
ありがとうございました。