中学生くらいのころから、容姿についてからかいを受けることが多くなった。
その時私は太っていて醜かったので、男の子からは白豚と呼ばれ、女の子からも不細工をからかわれた。
そして母親からも、私が醜い時には冷たい仕打ちをうけた。
もうなにも信じられなくなった私は、本の世界に逃げた。
難しい本を読み、変人を演じることで、いじめのテーブルに乗せられない異端者になる方法を選択した。
取り組みは成功し、一応大々的ないじめは避けることができた。容姿についてのからかいは、残ったままだったが、陰湿かつ大胆ないじめに発展することはなかった。
しかし、この時から私は私がわからなくなった。
変人の仮面が脱げなくなり、人の心も信じられなくなった。
おそらくもう一生、この仮面は脱げない。これは成長なんだろうか。
でも私は、人を好きだった私に戻りたい。しかし戻りかたも、かつての自分ももう分からない。
56343通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
同じく素顔が分からなくなったまま、そうして気が付いたら大人になってた者です。
まずは『良く頑張ったね、良く戦ったね』とあなたを称えさせて下さい。
きっとイジメを回避しきるまでの間は、誰にも想像が付かないくらい
毎日がすごく苦しかったろうし、悲しくて辛かっただろうと思います。
その中でよくぞ生き延びて下さったと思います。
経過はどうあれ、結果としてはとても素晴らしい事なのです。
さて、ここで同じ戦法を取って生き延びた者からの些細なアドバイスらしきものをさせていただきますね。
『変人と呼ばれ続けようがあなたの本質は変わらない。
根本的に好きなものは変わらないし、逆に何も苦労せず付き合う人を選べるようになったくらいだ。
むしろ無理に無垢な頃に戻ろうとはする必要はないし、よくぞその最高な武器を手にお入れなさった。
ソイツはすごく便利で力強いぞ』と。
変人の称号ごときでガタガタぬかすような、そんなちっせぇ奴は
その地獄の中で磨き抜かれた“人を見る目”ですぐに選別落ちでしょうし
本当に長く付き合える人は、たかが変人の称号ごときじゃ離れて行こうとはしません。
確かに自分の事が分からないのは苦しいでしょうが、
残念な事に、すべての人間は自分の事を知ってるようで案外まったく理解出来てない事実だけはお見知りおきを。
まりちゃん
全然大丈夫だよ。
一からやり直せばいい。
まず、自分が、何を好きで、嫌いなのか?
(他人のことは、後回しでいい)
赤が好きで、ピンクが嫌いなのか?
今、紅茶が飲みたいのか、水が欲しいのか?
それとも、何もいらないのか?
嫌なのに、していることがあるのかないのか?
しているなら、
10回に1〜2回、少しやめてみるとか。
緩めてみるとか。
変化あるかもです。
おすすめ。
ななしさん
貴方はペルソナ(仮面)を着けないと生き辛かったん
ですよね。そんな風に努力出来たってどうして自分を
褒めてあげないのですか?
変人ってそんなダメなことかなぁ。日本人はいつも
みんな一緒、出る杭やへっ込んでる杭を打ってさぁ
くだらないよね。
これからは変人というより、一つの個性として
生きてみられてはどうかな。あと人が信じられない?
今の世の大抵の人は薄っぺらいもので繋がってます。
学生ぐらいなら尚更。
人が右だと言えば右に習えで安心する人々を信用
出来なくって当たり前。ただ世の中を見渡せば、
全ての人間が貴方の敵ではないのです。
自閉症スペクトラム障害
私もいじめを避けるために、今までいろいろな工夫や努力をしてきました。小瓶の内容を見る限り、あなたは自分で思っているほど変人ではないように思いますよ。自分が変人を演じているのではなくて、あなたが生き抜くための知恵の結果ではないでしょうか? そんなに気に病む必要はないのです。あなたにとってこれからよい出会いもあると思います。そんなにきにしなくていいのですよ。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。